いやあ、気が付けば、新年の初詣ツーリング以来の更新であります。 遠乗りする機会がめっきり減ってしまったので、更新どころではありませんでした。 街乗りや徘徊は、稀にこなしていましたが…。 やはり、月に1度もガソリンを入れないというのは、どうかと思います。乗らないにも程がある。 最後に水をかけて洗車したのっていつだっけ? どうも、トヨです。 2003年、記念すべきミーティングが開催されました。 それが『第1回ZRX琵琶湖ミーティング』。 全国のZRX乗りが一堂に会し、カスタムを始め、車両の魅力や愛車への情熱を熱く語り合うと共に…(以下略)。 そんなこんなで(どんな?)今年は7月の第2日曜日に開催が決定。 当初は第3日曜の予定でしたが、仕事の都合で参加できそうにありません。 そこで主催者特権を乱用して、開催日を変更するという暴挙に出た、管理人トヨ。 そう、今年はなぜかトヨさんが主催者らしい。 ボクの企画した事が上手くいった試しはほとんど無いのですが、良いのかしら。 で、前日朝。 まだ梅雨も明けていない上に台風が接近しており、降水確率70%というなんとも絶望的な数字だった。 だが、今回のあの人はひと味違った。 仕事を終えて帰宅しパソコンを開くと、なんと確率は50%に低下。さすがだ、あの人。 が、真の主催者ハマーさんとの事前の打ち合わせでは、開催は『40%以下』と取り決められていた。 祈るような気持ちで、Yahoo!天気を睨んでいました。 同じ頃、広報掲示板には、なかなか下がらない降水確率にパニックを起こした(?)参加者たちの書き込みが。 強行すべきか中止すべきか、非常に葛藤していた、夜9時。 奇跡的に確率が40%に下がりました。神様〜感謝します。 んで、広報掲示板に開催の旨を書き込んで、就寝。 幾度となくリロードボタンを押した一夜でありました。 ミーティング当日朝。 6時に起床して、そそくさと身支度。 掲示板に書き込みをしてから、いよいよ出発します。 あー、カッパ忘れた! さて、今回のツーリングは、オール高速を利用する予定。 ミーティングが最たる目的ですので、道中の景色やワインディングは、今回は我慢しようと思います。 なので、隣町の竜野西インターから即、山陽道に乗りました。 その後はひたすら東へ進行。 高速道路走行は、書く事があんまり無いんですよねー。 早朝でしたのでクルマも少なく、車線変更する必要もなく、淡々ともの凄い勢いで走る。 朝食がまだでしたので、姫路の白鳥PAでパンをかじって休憩しました。 |
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朝からカツ丼はちょっと… | |
朝食後、再び走ること40q余り。 アクセルを一杯にひねったまま、ただ弾丸のように走り続けました。 40q走るのに要した時間は、ええと30分くらいかな。忘れました。 ガソリンの残量が心もとないので、三木SAで休憩がてら停車しました。 一服後、ガソリンスタンドに寄り、一声『レギュラー満タンお願いします!』 で、チラッと財布をのぞくと、野口さんが4人…。一瞬思考が停止。 くっはーーー!どこ行った、ボクの諭吉さん!? 『ご、ごめん!やっぱり1000円分お願いします…』 はあ、情けない。 所持金が無くては高速道路を走る資格はありません。クレジットカードも持って無いし。 仕方ないので宝塚インターで下道に降りることにします。 最寄りのコンビニに入り、ATMに駆け寄るも、手持ちのキャッシュカードが使えるのは午前9時からという。 携帯の時計を見ると、時刻は8:20。 うーん、40分も足止めを食うわけにはいかんな。 9時まで出来るだけ東に進むことにし、中国道自動車道にそって走ります。 何故か、隣接する中国道と同じスピードでクルマが流れる一般道を15分ほど走ると、ポプラ(※)を発見。 ※中国地方を中心に展開するコンビニチェーン。大阪では超レア。コンビニ弁当なのに、ご飯は炊きたてを詰めてくれる。メチャ美味い。 9時を待ちながら、携帯で連絡用掲示板を見ると、大山ツーでご一緒して下さったbersさんの書き込みが。 『トヨさんを桂川PAで待ちます』 そ、それはマズイ…。既に高速を降りているので、邂逅のしようがありません。 いやはや、4千円で高速に乗った自分がカワイイです。 あーひゃっひゃっひゃ、ハアハア、可笑しい。 いや、冗談ですってばbersさん。 軍資金を引き出して、再び高速道路へ。ここからは名神高速に入る。 かなりの時間を1人で過ごしているであろうbersさんに、心で詫びながら走ります。 クルマが多く、なかなかアクセルが開けられず、桂川PAに付いたのは9時半頃でした。 すぐに紺色のZRX-Uを見つけて近くに停車すると、排気音を聞きつけてbersさんが駆け寄ってこられた。 時間がおしている為に互いの車両について話し合うヒマもなく、挨拶もそこそこに発進。 ボクが先導し、名神高速をそれはそれは無茶な速度で進みます。 bersさんは線が細くて女の子みたいに可愛いルックスなので、あなどっていましたが。 ワケの分からない速度で追撃してきます。 性能の上限に近いスピードで巡航するのは久々なので、神経のすり減る恐ろしい道中となりました。 カウルのないZRX−Uであれだけ飛ばすとは…。 名神高速の米原ジャンクションからは北陸道へ。 無謀運転の所為か、米原辺りで急激に失速。ガス欠の症状だ。 やはり、G3の燃費が悪化しています。 気温が上がっていることもあるが、リッターで10キロを切るなんて尋常じゃないです。 オーバーフローでもしているのでしょうか。問題山積み。 ガソリンコックをリザーブに切り替え、bersさんにガス欠寸前であることを伝えて速度を落として走ります。 目的地すぐそばの木之本インターまでは約20q。 先ほどまでとは別の意味で緊迫した走行が続きましたが、何とか到着。 インター間際のガソリンスタンドに駆け寄り、ようやくG3に腹一杯給油してやることが出来ました。 インターから目的地の『奥琵琶湖ドライブイン』まではわずか3〜4q。 10分後には無事に会場入りできました。 |
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会場には既に数台のZRXの姿が。 ゆっくりと会場内を旋回しながら、bersさんと駐車する場所を探す。 閑談中の一団の中に、『月刊ZRX』管理人のハマーさんを見つけ、近くに停車。 ペコリと会釈をして、ヘルメットを脱ぎ、一団に挨拶する。 初対面の方もいれば、以前『大山行けなかったツーリング』でご一緒して下さった、ていく2さんのお姿も。 ざっと車両を数えてみると、全部で10台くらいは集まっているようです。 目立つのはZZRのカウルをつけたhatiさんと、Ninjaカウルをつけたひで@三重さんの車両。 2台とも加工の精度も高く、自然にカウルが装着されていますね。 (上左画像中ほど…ちょっと小さいけどね) ZZR1100のホイールを履いた黄色いZRXのミッチさんも来られている。 確か関東ご在住だったと思うが、おそらく最遠方からのご参加ですね。 中部からは岐阜のまさポンさんと静岡のまっちゃんさん。 青の初期型のまさポンさん、MK−Uカラーのまっちゃんさん、両氏とも綺麗に車両を保たれています。 また、地元滋賀からはZZR1100のゼンセンさんが皆勤でのご参加。 ボクも頻繁に出没する岡山からは、RPMの排気管で武装したそーさんと、前述のhatiさん。 皆さん、遠方からの参加にもかかわらず疲れも見せず、なかなかに気合いが入っていらっしゃる(笑)。 |
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ZRX談義よりも天候が心配でたまらない面々 | |
天候は曇り近々雨。所により間違いなく雨。 良純様の高笑いが聞こえそうな天候ですわね。 また、やりやがったな…。 天候を気にしつつも、バイク談義が始まるとみんな一斉に生き生きとしてきます。 そうとう早くから来場されている方もいらっしゃったはずですが、疲れなど微塵も見せません。 いやあ、素晴らしいですね、バイク馬鹿って。←ほめ言葉 しばらくわいわいと騒いでいますと、残る参加者が続けて現れた。 |
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左は神戸からお越しのKimiちゅんさんのインプレッサ。 前回の大山ツーリングでていく2さん達と共にご一緒して下さった姉御です。 女性ながらに、という言葉は失礼ですが、小柄な体格なのに1200ccを転がす姿はメッチャ格好良い。 今回は愛機の調整が間に合わなかったのでおクルマでのご参加となりました。 途中しっかり迷ってしまったそうで、地元のゼンセンさんがナビとして大活躍。 で、右は岐阜のデスさん。 ロードライダーにも掲載されたZRXは、あらゆる所に手が入っています。 同じ400乗りとして、参考にしたいカスタムばかりですね。 お名前はずいぶん前から拝見していたが、実際にお会いするのは今回が初めて。 噂には聞いていたが、とっても親しみの持てるキャラクターの方でした。 |
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こうやって見ると2台とも違和感がない | |
ここでhatiさんは一足早くご帰宅されます。 来場時はひたすら下道で、帰宅も高速を使わずに戻られるとのことですが。 『日本海でも見て帰ろうかな』という台詞をさらりと吐かれるhatiさん。 いったい今日一日で何q走られることになるのでしょうか? |
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集合写真を撮り、さあ走りに行くか!と気合いを入れたところ。 (ただし、当日は奥琵琶湖パークウェイは通行止めでしたが…) タイミングを見計らっていたように、雨粒が落ち始めました。 慌てて帰り支度を始める参加者達。 それはもう蜘蛛の子を散らすような、ものすごい勢いで。 いやあ、お見せしたかったですね、あの無様な姿を、神様に。 |
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黄色いローソンカラーと革ツナギが格好良い | |
さて、そんなわけであまりに鮮やかな撤収でしたので、各自の写真は撮影できず。 辛うじてミッチさんの後ろ姿だけ激写できました。 帰りは再び木之本インターから北陸道に乗ります。 行きと同じくbersさんがご同行して下さいます。同方向のていく2さんとハマーさんも一緒。 というわけで再び高速に乗りましたので、復路も特に明記することはありませんでした。 タイヤの真ん中を良く使うツーリングであります(笑)。 特筆すべきは、途中ものすごい土砂降りに見舞われ、一瞬にしてビシャビシャになってしまった事くらい。 路面もウェットで、あまりスピードは出せませんので、一定速度のまま巡航。 おかげで往路よりは燃費が改善されたものの、悪い視界と滑りやすい路面に肝を冷やす走行が続きました。 運転に集中するのがやっとで、いつのまにかハマーさんとていく2さんとははぐれてしまう。 米原JCTで再び名神高速へ乗り込み、西へひた走る。 名神は高機能舗装が普及しているようで、路面の水はけは良く、走りやすい。 わりとクルマは多かったですが、渋滞に巻き込まれることもなく、スムーズに走れます。 もっとも天候は相変わらずで、上空は分厚い雲に覆われ、降ったり止んだりの繰り返し。 燃料が少なくなってきましたので、大津SAで給油するために停車しました。 |
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すっかりドロドロの2台 | |
↑ハマーさん、bersさん、この休憩したSAって『大津』であっていますよね? 雨天走行で疲れた身体をほぐし、bersさんと天候の神様の悪口を言っていると、ふいにハマーさんが現れた。 はぐれたと思ったら偶然にも同じSAで休憩することになっていたらしい。 余程お疲れだったのか、折りたたみのイスを出して眠り始めるハマーさん。 夜中に会場入りしてるのだから、そりゃあ体力も消耗するでしょうね。 起こすのは気の毒ですが、黙って出発するのも失礼なので、一言声をかけてみる。 するとしばらく仮眠を取ってから家路につくという事なので、再びbersさんと2台で出発する事にしました。 bersさんは大阪なので、先に走ってもらい、吹田JCTで解散することに。 相変わらずぶっ飛ばすbersさん。 ついていくのがやっとでしたよ(笑)。 おかげで彼についたまま、あやうく吹田インターで降りてしまいそうになりました。 行きも帰りも高速を降りて吹田をうろついたのでは、あまりにマヌケすぎます。 慌てて進路変更し、山陽道方面に。 去り際に手を挙げて下さったbersさんの背中に挨拶をして、山陽道を姫路方面に進む。 で、竜野インター。 行きと同じ場所で高速を降り、少し凝り始めた僧帽筋を伸ばしながらG3を走らせます。 インターからは15分くらいで実家に到着。高速代とガソリン代ばかり払ったなあ。 こうして初めての琵琶湖ミーティングは、幕を閉じたのでした。 今回、初参加ながら企画をかって出た管理人ですが、正直十分な告知や準備が出来たとは思えません。 はっきり言って出しゃばり過ぎたかなとも思いました。 それでも悪天候の中、多くの方がご参加下さったことに涙が出そうになるほど嬉しかったです。 今回の反省を生かして、次回も企画の際にスムーズな開催が出来れば、と思いますね。 各地遠方からのご参加、本当にありがとうございました。 といいますか、レポ完成が遅すぎるやろ…。 楽しみにされていた方、ホンマスンマセン。 今回の走行距離 480q |
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