ある日、月刊ZRXの管理人ハマーさんから『ツーリングに行かないか』というお誘いがあった。
氏の豊富なZRXに関する知識と、日々進化を続ける『ZRXー
V』は一見の価値があります。
何でも今回は、関西ZRXつながりの方々との合同ツーリングらしい。
ふたつ返事で参加を快諾し、G3をごりごり磨いて、ツー当日を待ちました。

ところがツーリング1週間前。
洗車中に、リアスプロケットに異変を発見。
リアスプロケ(歯車)の歯が欠けていることに気付いてしまいました。3箇所も。
どこ行った、ボクのスプロケ?
折れていない部分もずいぶん摩耗しています。
実走には問題ないのですが、なんとも気分が良くありません。
仕方ないので、某オークションで¥1000ちょいの中古スプロケを入手し、難を逃れました。
到着したのはツー前日。送料&梱包料の方が高くついちゃったよ〜。
で、仕事を終えてから、車庫でごりっと作業。
アルミの社外品に比べると純正は重いですが、頑丈そうでなかなかよろしい。
金のギアも飽きてきたところですし、次は黒っぽいのも良いかもしれませんね。
金のチェーンと黒い歯車がなかなか良いコントラスト。

一夜明け、ツーリング当日。
出発前にリアブレーキオイルのエア抜きを当然のように行います。
え、皆さんやりませんか?
出発前のエア抜き

以前リアブレーキホースを交換した時に、どうやらエアーを噛んでいたようです。
その時は、あまり気にしていなかったのですが、改めて前日に踏んでみると効きがよろしくない。
さらに、ブレーキランプの点きが非常に良くない。(リアブレーキスイッチは油圧式に変更しています)
これはもう、スイッチまで油圧が届いていない→それってエア混入?
こう結論づけて、直前の作業と相成ったわけであります。

朝イチでフルード交換を済ましてきたとは、お釈迦様とて気づくまい。

で、9時前に出発。
ハマーさんとの待ち合わせ場所である、TIサーキット(現在は岡山国際サーキット)を目指しました。
わずか15分後到着。
待つこと20分。ハマーさんとお連れのちーさんが到着されました。
ハマーさんはZRX改
500cc(!?)、ちーさんはZRX1200R。どちらもすんごく走りそう。
関西方面組との合流地点まで身体が持つか心配です。

ここからは国道374号を北に走り、湯郷温泉を抜けた先の道の駅『彩菜茶屋』で関西組と合流しました。
距離が短かったので、心配だった恐怖走行(?)もそれほどハードな物ではありませんでした。
道の駅で合流むむう、妖気が
さて、ここで参加者の紹介をさせて頂きます。(敬称略)
愛知:
misao(ZRX1100)
京都:Kimiちゅん(ZRX1200R)
大阪:
bers(ZRX−U)
兵庫:
GYU(ZRX1200S) TIR(ZRX) ていく2(ZRX1200U) ボク(G3)←車種か?
広島:
ちー(ZRX1200R) ハマー(ZRX500V)

このとおり、本日は見事にZRXばかりのツーリングになりました。実にその数9台。
ネットでは良く拝見するお名前ばかりですが、実際お会いするのは初めての方がほとんどです。
とっても感慨深い。
なお、皆さん
妖気の漂う走り手のようです。

参加車両をよく見て下さい。
400のT&U、1100、1200のT&U&S型(ハーフカウル仕様)という具合に、ほぼ全てのZRXシリーズが勢揃い。
1100の丸目が居れば、全部揃ったのですけどね。おしい。
ちなみに、GYUさんのハーフカウル仕様のSタイプは絶滅寸前の希少車。格好良いですね。
また、ていく2さんの1200Uはビキニカウルを取り去り、角目を丸目に換装されています。
あ、
500ccという謎まるだしのマシンも紛れ込んでいます。

閑談後、吉井川沿いの県道26号を北上し津山市へ。
なんとも怪しい雲行きです。
目的地である大山へ到着できるかどうかは微妙な線になってきました。
朝の天気予報では50パーセントまで降水確率が上昇してましたからねえ……。
どうしてくれようか。
ヨシズミめ
で、津山市内で恐れていた雨に襲われました。あー
急いでコンビニへと退散。
雨にむせび泣く面々テンション8割ダウン
だんだん雨足は強まって参りました。
既に走るのがおっくうになってきましたが、ここで延々と雨宿りをするわけにもいきません。
ひとまず少し西にある道の駅『久米の里』に向かいます。
そう、あの有名
ロボの実家です。
強い・速い・変形という極悪ぶり極悪な変形ロボ
昨年のレポートでも登場した1/3サイズZガンダムです。
道の駅の守護神と思いきや、どうも最近はカーネルサンダース扱いです。
あやうくロボに被りそうになっているのは、ちーさん。

さて、見ての通り地面はびしゃびしゃ。
これはもう目的地までは走れそうにはありません。
仕方ないので昼食をとった後は一目散に南下することにしました。(南部は降水確率が10%程度だった)
昼食を求めて入ったのは国道181号線沿いにある峠のうどん屋さん。
うどん屋にて左からbersさん、misaoさん、Kimiちゅんさん、TIRさん
降りしきる雨にテンション大下がりかと思いきや、なぜか大盛り上がりの面々。
ははあ、これが
ライダーズ・ハイってヤツですか。
食事をとると、ニンゲン元気になります。
ZRXのこと、ネットのこと、何だか良く分からないこと(?)、話題のネタは尽きませんね。
『1日で600qは余裕だ』『青森ツーリングでは3000q走った』などなど、青天井の会話が続きます。
うーむ、本当のツアラーさんはケタが違う。

あ、写真がありませんが、ここのうどんはとっても美味でした。
噛むと甘みがあって、もちもちしてますので、釜揚げで食べると一番美味しいかと思います。

満腹になり、みんな満足。
食後のコーヒーをすすりながら閑談していると、良い具合に雨が上がってきました。
国道181号から県道30号へ分岐し、南を目指します。
走ること5分。
またも降雨再開。
どうも行く先々に雨雲が待ちかまえているようです。
とはいえ、引き返すわけにも行きません。山陽自動車道を目指して苦行の雨天走行を続けます。
県道30号は若干狭い所もありますが、風景も良く、天候がこうでなければ良いツーリングスポットになりそうです。

走れば走るほど、さらに強まる雨足。耐える面々。
路面で水滴が跳ねるほどの
大降りになってきましたので、一度路肩に寄り、全員カッパ着用。
と思いきや、bersさんはカッパをお持ちでなかったのでひたすら寒さに耐えて走行されていました。
なんと気の毒な…。

いい加減雨天走行も飽きてきた所で、国道53号へ合流。
この辺りになると雨はようやく止んできました。
岡山県に入り山陽自動車道に乗ると、関西組と中国組は反対方向へ向かうことになります。
ですので、ひとまずコンビニへ入り、その後の動向を話し合うことにしました。。
お開きの図やっと革ジャンが乾いてきたぜ
うーむ、今回は休憩の写真ばかりだな。
天候がこれじゃあ、仕方ありませんが…。
なお、お開きにする前に大山方面リベンジツーリングが決定した模様です。
次回は好天に恵まれますよう。

締めの挨拶をKimiちゅんさんがして下さった後、53号線を南下し山陽自動車道へ入ります。
ここから、ちーさんとハマーさんは西の広島方面へ、ボク達は東へ。
日も暮れてきた高速道路をひた走ります。
福石PAにて暗くて誰が映っているのやら…
高速道路を走ること数10分、兵庫と岡山の県境にある福石PAで最後の休憩。
最後尾を走っていましたので、前の方々から『ライトが眩しい』とのお叱り(笑)を頂きました。
前はもっと下を向けていたのですが、車検の光軸調整でえらく上を向けられたようです。

それはさておき。
関西方面組とまたの再開を約束し、ボクは竜野西で高速を下りました。
ここから家まではわずか20分ほど。安全運転で、国道2号線を西へ走りました。
家に到着したのは19時頃。
とっくに辺りは真っ暗でしたが、雨天走行で
プリティに汚されたG3を少し拭いてやりました。
雨キライ。

さて今回はここまでですが、道中ずう〜っと雨に襲われたツーリングはけっこう久しぶり。
終わってみれば、これはこれで楽しかったかも。
でも、次回は晴れた日に大山まで出向きたいですねえ。(ワインディングも走りたいですし)
ご同行下さった方、お誘い下さった方、本当にありがとうございました。

今回の走行距離 270q(参加者中最短)

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