更新を忘れかけていましたが、ようやく最終日の執筆に着手します。
まあ、今さら感は漂っていますが。

それでもツーレポを書いていると当時の興奮が蘇ってきます。
実は出発当初は7日目の時点で帰りのフェリーに乗る予定で、実際乗船予約も済ませていたのですが。
連日の雨で、このまま帰るにはあまりに走り足らない気がしていたため、一昨日の昼間に予約を変更していたのです。

さて、最終日の朝も5時頃起床。
昨日は天候に悩まされたので真っ先に障子を開けて表を見ると、見事な晴天が広がっています。
これは幸先が良い♪
良い気分でシャワーを浴びて出発の準備をしていると、ドアがノックされました。

『朝食の準備が出来ましたよ〜』

昨夜の夕食もそうでしたが、朝食も部屋で食べる事ができるのです。
朝食は初日のビジネスホテルと似た無難な和定食。
普段朝に白米を食べる事はほとんどというか、まず無いのですが、たまにはしっかりと噛みながら米を食べるのも良い。
1日のエネルギー源は朝食から生み出されるんだ。

じっくり時間をかけて朝食を平らげると時間は8:00に。
そろそろ出発しておかないと今日1日の道程が慌ただしくなるので、荷物をまとめてロビーに降りました。
民宿の方には申し訳ないのですが、暖房をガンガンにかけていたのでブーツもグローブもすっかり乾いています。
最終日は気持ちの良い旅ができそうです。

ロビーはどこかの婦人会がチェックアウト手続きを始めていたので非常に混雑しており、ボクの順番まで30分も待つ事になった。
それでも晴天に恵まれた事にテンションが上がっているので苛立ちを覚える事もありません。
余裕は人を寛大にするもんだ。
前々日の雨中修行走行をしている時のボクなら、『ギョワーーッ』と一声叫んでからG3で
ロビーを暴走していた事でしょう。

さてチェックアウトを済ませて民宿を出たボク。
G3はあいかわらず寝起きが悪いので、しっかり暖機しながら今日一日のルートを考えます。
もう最終日だ。
まだ走りたい所がたくさん残っているけど、夕方には新門司港に着かなければならないので、南や西方へは向かえそうにない。
この天気ならやまなみハイウェイを気持ち良く走れそうなんだけど、やはりフェリーの事を考えて北へ向かった方が賢明だ。
しかしこの別府から最短ルートである国道10号線を使うのも、街中走行ばかりになりそうなので味気ない。

そこで、由布岳・鶴見岳の裏を迂回する国道500号線を走って耶馬溪方面へ抜けるルートを選択する事にします。
これならそれほど迂回せずに福岡に向かえるうえ、マップルを見る限り適度なワインディングも楽しめるようです。
ルートはだいたい決定した。
あとは追々走りながら決めればいいや。

気楽にかまえ、暖気の済んだG3を発進させる。
国道500号は民宿の目の前を走っているので、そのまま北上していくだけで迷う事もありません。
少し走ると昨日入浴した“別府温泉保養ランド”を通過し、別府八湯のひとつ明礬温泉に到着。
前回食べた温泉プリンをもう一度求めに訪れたんだけど、残念ながら茶店は開店していませんでした。
くぅ〜っ(涙)

すぐに走り出すと、ずいぶん標高が上がっている事に気がつく。
この500号線は大分自動車道に併走する高原ワインディングなんだけど、特にこの区域はやまなみにも劣らない景観が楽しめます。
ただ、高原の区間は少し短いけどね。
さっそく展望所を見つけたので、撮影のために立ち寄ります。
モヤがちょっとね…
500号線沿いの展望所から別府市街を望みます。
所々温泉の湯けむりが立ち上っており、情緒たっぷりの景観。
天候は良いのですが、ややモヤが立ちこめていて遠方が見通せないのが残念です。
しかしこの展望に加え、市内から15分という好条件。
週末なんかは
アベックが大挙して訪れるんだろうな。
てんで羨ましくなんてないぞ。チッ

写真を撮った後は長居せずにさらに国道を走ります。
国道500号を道なりに北上し、ひとまず耶馬溪方面を目指す。
有名?なアフリカンサファリ前から以北は信号もほとんど無く、実に快走。
時折前方に現れる一般車もすぐに路肩に寄って道を譲ってくれるので、まるでストレスを感じない走りができる。
通勤時間帯を外した平日の朝ということで道も空いていたから、あっという間に距離を稼げます。
結局この区間20qで遭遇した信号は2つくらいでした。
この国道けっこうお勧めですね。

安心院町で、昨夜ニュースで観た有名な“しだれ桜”を探したんだけれども、到達できず。
場所をしっかりメモしておけば良かったなあ。

コンビニで遅い朝食をとっているとときおり真っ新なスーツに身を包んだ若者が出入りしています。
入社式か入学式だろうか?
そうかもう4月。
ボクの学生時代も終わったんだっけ。
ちょっとほろ苦い気分に包まれる。

休憩を終えて出発しようとすると、軽4(ライフ?)に乗った若いお母さんとカワイイ息子さんが窓越しに手を振ってくれました。
こちらもおめかしして小学校の入学式に向かう様子。
とっさのことだったので面白い返しもできず、手だけ振り返してG3を発進させました。
JOJO立ちでも披露したらドッカンだったに違いない。←?

で、安心院から院内町に入り、ここからしばらく国道387号線へ。
387号を数qだけ南下し、再び国道500号線に入ります。
別府から安心院までの500号は実に快走のお勧めルートだったのですが、ここからは
3桁酷道に恥じない見事な様子を呈し始めます。
片側1車線は当たり前、ときおり0.5車線くらいになる
香ばしい酷道です。
前回の九州ツーでも通りましたね。

喜んで酷道へ向かうとは、我ながら何を考えているのだと、叱咤してやりたい。
倒して切り返して、また倒して。
ボクの苦手な小刻みな連続カーブがこれでもかというくらいに現れます。
ごく希に現れる国道を示す青の逆三角標識がなければ、間違いなく引き返していたでしょう。
とはいえ光景は良い
上の写真はおそらくこの峠の最高所。
鹿嵐山という辺りのようです。
この辺りはけっこう道幅が広いほうです(笑)。

この後、突然工事中のダートが行く手を遮り、さらに前日までの雨でぬかるんだそれはもうマディな路面を強要されることとなりました。
メットにまで飛んでくる
男前な泥たち。
ホントもう今回は雨の恩恵を良く受ける。
シールドに飛した泥も流れるくらいにむせび泣きながら、G3を走らせていると目の前に“青ノ洞門”という標識が。
前回も訪れた洞門だけど、ゆっくり見て回れなかったので、今回も立ち寄ることにしました。

まずG3に乗ったままで洞門のトンネルを通過。
初めて知ったけど、このトンネルは後世に造られた車両用で、本来の洞門はトンネルに併走している歩行者専用のものがそれらしい。
前は知らずにこのトンネルを洞門と紹介してしまいました。
無知で申し訳ない。

さて、トンネルを出た辺りは残念ながら駐車スペースがなかったので、Uターンして再びトンネルへ向かう。
ちなみにトンネル出口付近には…。
ギャワンギャワン
低床ミニバンのような格好のいぬ科の生物が、果敢にもアタックを仕掛けてきます。
前回の九州ツーリング時にはいぬ科の生物はヤル気のない1頭だけでしたが、新顔はひと味違うようです。
先輩は相変わらずヤル気のない表情で奥から見守っていますね。
おそらく新顔がトラブルを招きかねないことを憂えていらっしゃるのでしょう。

閑話休題。
洞門トンネルの南側には大きな駐車場が併設してあり、洞門見学者はここから徒歩で向かうことになります。
青ノ洞門本体?はトンネル内部から分岐しており、低い階段もあるのでクルマはもちろん自転車も通行することはできない。
完全な歩行者専用通路。
とは言っても狭いし不気味だし、だいいちトンネル内に歩道があるので、こっちを好きこのんで歩く人は観光客くらいでしょうね。
ドラクエみたいや…
ところどころコンクリートで補修されていたり加工された様子もありますが、天井なんかはほぼオリジナルの壁面ですね。
やたら狭いように見えますが、成人男性のボクが普通に立って歩けるくらいの高さは十分にあります。
明かり取り用の窓なんだとか
全長およそ340メートル。
かつてこの断崖絶壁は交通の難所で通行人が何人も命を落としていたんだとか。
この実情に心を痛めた
禅海和尚は、この岩盤ノミと槌だけでブチ抜くため自ら托鉢に立って資金を集めたそうです。
岩肌には現在もノミの跡とおぼしき加工痕がくっきり残っています。
上の写真のように明かり取り用の窓が設けられていてなお、内部は薄暗い。
夜はそうとう恐そうです。

しばらく洞門を観察した後、リスタート。
洞門トンネルをくぐる国道212号線を英彦山方面に走ります。
ここからは前回同様のルートを逆にたどります。
なので
端折っていい?
だめですよね。
はい。
じゃあ、軽めに書きます。

耶馬溪の美しい風景を横目に見ながら212号を南西へ、道の駅“やまくに”から国道496号線へ入る。
496号も激しい3桁酷道であります。
落ち葉によって著しくラインを制限される0.5車線を曲げて曲げて、また曲がって。
最高所である英彦山付近の野峠を越え、496号線を北上します。
以前も走っているので写真すら撮らずにただ走るだけ。

街が近づくにつれて徐々に496号も国道らしさを見せてきました。
しばし走って行橋市へ到達。
今回のツーリング初日に通ったことを思い出しますね。
ちょっと懐かしい♪

で、初日同様に国道201号線に乗り1〜2qほど西進。
初日にちょっと気になっていた“平尾台”を走りたくなったので、ここからは県道28号線を使って北上します。
走りやすい2車線のワインディングを駆け上っていくと、ややもすると枯れ野原に岩が転がっている奇妙な光景が姿を現してきました。
もう少し良い撮影スポットがあれば…
平尾台は日本有数のカルスト台地。
カルスト台地とは石灰岩で構成された地形が雨水の浸食を受けて形成された大地のことらしい。
そういえば地理か理科の授業で習ったような?
鍾乳洞なんかもいっぱいあって、時間があればゆっくり散策したいところです。

光景もさることながら、走りやすいワインディングもあってか、平日にもかかわらず多くのライダーとすれ違いましたね。
みな軽く手を挙げて走り去って下さるのでいやがおうにもテンションが上がります。

気持ちの良い高原道路には違いないのですが、カーブというカーブに減速帯が引かれているのが残念。
事故が多いんでしょうねえ。
ほんと自称走り屋とかいう
珍走団には困りものです。
観光名所とか民家の近くでローリングするなんて、前頭葉あたりが
アレなんでしょうね。

ところでツーリングから帰還後に掲示板で『リアショックのエンドアイ脱落』というあり得ないトラブルを報告しましたが。
↑の画像をオリジナルサイズで見ると、この時すでに右のショックの角度が妙なことになっていました。
どうも3桁酷道の連続に疲労したあげく、ここの減速帯にとどめを刺されて力尽きてしまったようです。
よくこのまま最終日を走り続けていたものだ…。

平尾台を通り抜けた後、国道322号線に合流して北上、一路北九州市を目指します。
322号線は片側2車線の大動脈で流れは良いのですがバイパスなので味気ない。
そこで九州自動車道の高架下辺りから西に分岐する県道61号線(?)へ入り、こちらから北九州市へ向かうことにしました。
この61号線、交通量の少ないダムサイドのなかなか気持ちの良い山道で、ストレス無く走れます。
信号もなく15q余りを気持ち良く走って今度は国道200号線に到達。

それにしても九州の国道は3桁が多い。
この200号は市街地を抜けるのでかなり混雑しているのですが、この先に目的地としている博多ラーメンのお店があるので我慢です。
渋滞に辟易しつつ走ること30分。
ようやく目的としていたラーメン店“一蘭”に到着しました。

前回、前々回も立ち寄った、現時点でボクの一番お気に入りのラーメン店です。
関西じゃ、道頓堀にしか支店がないんですよね…。
兵庫にも進出して下さいませんか?
年間100杯は食べに行きますさかいに♪
写真を見ると、もおダメ…
あんまり派手さのないラーメンですが、もう他のとんこつラーメンは考えられないくらいに美味い。
ここ一蘭は独自のオーダーシステムをとっており、それは徹底的に食べることに集中できるようにという配慮から考案されたもの。
カウンターには座席ごとに目隠しの仕切りがあって隣の人を気にしなくてよく、目前にはスダレがかかってて店員の顔すら見えない。
初回の注文は食券を購入し、替え玉やトッピングの追加注文時には写真手前の箸袋にチェックを入れてボタンを押せばOK。
つまり声すら出す必要がないんです。
だから他に気をとられることなく、ゆっくりとラーメンを食べることに集中できますね。
今回も替え玉を追加。

お腹いっぱいになったので再出発しましょう。
時間は13時頃。
神戸行きのフェリーは18時半出港なので、それほど遠くには行けそうにありません。
ここからは北九州市内をゆっくりと流して新門司港を目指すことにしましょう。

一蘭を出て八幡市(区?)内で国道3号線に入り、大動脈をゆっくり東へ向かいます。
交通量は膨大ですが、ずうっと片側2車線もしくは3車線の広大な道路なので、わりと気持ち良く走れます。
きらびやかな北九州市の高層ビル群の間をぬって走る泥まみれのG3とボク。
すっごい不釣り合い。

いたたまれない気分になってきたので、さっさと国道を飛ばして北九州市東部へ向かいました。
間もなく道路標識に“門司港レトロ”の文字が。
はい、カップルの街ですね。

ドロドロのG3とボクには不釣り合いの場所ですね。
いたたまれない気分になってきたので、さっさと国道を先に急ぎます。

決してレポの
手を抜いているワケじゃないですよ、ええ決して。
で、源平合戦で有名な壇ノ浦を左手に望みながら走ること15分、ついに関門大橋が見えてきました。
本州と九州の境界。
ついに九州ツーリングも最終段階に入ったんだ。
実に感慨深い。
橋の向こうは山口県
これは大橋近くの“和布利公園”。
好展望とあってなかなか観光客も多かったです。
大橋が一望できるほか彦島や下関市も見渡せることから、夜は
アベックも多いんでしょうね。
てんで羨ましくなんてないぞ。チッ

公園を散策した後、フェリーの時間までかなりあるので少々仮眠をとりました。
陽は西に傾いていましたが、ポカポカとした気持ちの良い陽気です。
しばらくして携帯のアラームが鳴ったので飛び起きて慌てて出発の準備。
といってもわずか15分くらいの仮眠でしたが。

和布利公園を出て県道25号線で新門司港へ向かいます。
この道路は港から九州自動車道へのメインルートだけあって広々した片側2車線でかなりの直線。
九州最終日に一花咲かそうとフルスロットルをくれてやりたいところですが、最終日に検挙されたんじゃ笑い話になりますので自重。
といっても法定速度でも15分くらいで到着する距離でした。
案の定、
白黒のセダンを何台も見かけたので自重して正解でしたね。

港へ直行しても良いのですがまだ出航まで2時間以上ありましたので、まずはG3の泥を落としてやるべく、コインパーキングを探します。


そしたら、見つかりませんでした。
またか。

やたら市内をうろつきまわり、ガソリンを浪費したところで時間も良いくらいになってきたので洗車場は諦めて港へ向かう。
すでにリザーブに切り替えちゃったんだけど、明日降船後に入れることにしよう。

毎回そうなのですが、九州ツー最終日に新門司港に入ると、ツーを終えた達成感と共に幾ばくかの寂しさに包まれます。
ああ、これで旅も終わりなのか…。

チケット売り場に近づくとそこには2台のバイクがすでに停まっていた。
良く見ると、なんと2台ともZRX!!
これは何かの思し召しなのか。
図々しくも2台の隣に駐車させてもらい、そばで立ち話していたオーナーらしき青年2人に挨拶する。

『こんにちわー、ZRX同士でツーリングですか?』
『はい、これからフェリーに乗って帰るところです』

おおっ、じゃあ同じ方面なのか♪
嬉しくなって2台のZRXをまじまじと観察させてもらいました。
2台ともに後期のT型で6ポットキャリパーのモデル。
確か98年式と2003年式だったと記憶していますが…。(
いのさん、違ってたら訂正お願いいたします汗)
綺麗なコンディションの2台だったので泥まみれのG3じゃ、ちょっと恥ずかしかったです。

あまり見ないで〜っと思ってると、いのさんの相方さん(すいませんお名前失念)が『ネットの人じゃないですか?』と嬉しいお言葉を!
初対面の人にこれを言われると本当に嬉しいです。
サイトを(細々と)やってて良かったと心の底から思える瞬間です。
最終日になぜかZRXミニミーティング
しばらく歓談していると乗船時間が迫ってきたので、乗船口付近にZRXを移動して記念の1枚。
T型ばかり集まるっていうのも結構珍しい。
何よりも驚いたのが、いのさんたちはボクの前日に九州入りし、ルートも立ち寄った場所もほとんどボクと同じ。
特にボクが阿蘇で雨中走行していた時はほんの目と鼻の先にいらしたと言うから、まったく驚くべき偶然でした。

写真が小さくて分かりにくいですが、G3のマフラーが白っぽいのは
全て泥です。
あとリアショックがやたら立ち気味なのが、お分かりいただけるでしょうか?

そうしているうちに乗船時間となったので、係員の誘導に従って船内へ。
例によって2等のザコ寝部屋に入り一息つきます。
いのさんたちは向かいの区画に入られました。
ご一緒させてもらおうかとも思ったのですが、寝室まで同じというのは馴れ馴れしすぎると思って遠慮しました。
距離感って大事ですからね。
サヨナラ九州
いつも通り早速入浴を済ませ、甲板から新門司港を望みます。
間もなく日没。
本当にこれで九州ともお別れだと思うと、やたら寂しくなってきます。
海を眺めていると感傷に浸りそうになるので、ロビーをうろついてカメラであちこち撮りまくって過ごしました。

学期も変わったばかりとあって、船内はわりと空いています。
ボクの入った2等の区画も中年夫婦が一組だけで、あとはガラガラ。
往路と同様、広々と区画を使え、毛布も2枚敷いたので快適に眠れそうです。

なんでもこのご夫婦、ご長男が30年くらい前の古いKawasakiのリッターバイクに乗っておられるんだとか。
レストアと改造に百万以上かかったって言われてたからZ系かな?
羨ましい限り。

出航後暗くなると、ご夫婦は異常に早く就寝されたので、話し相手もいなくなったボクは船内をうろうろしていたのですが。
特にめぼしい(?)こともなく、不審者に間違われてはアレなので仕方なくボクも床につきました。
明朝は神戸へ入港だ。
色んなことがあったけど。
また戻ってくるぞ、九州!
※地図の著作権は“白い地図工房”さんにあります
本日の走行距離 232q


さて真の最終日。
六甲アイランドへは定刻通り入港。
そそくさと準備を済ませて船を降りました。
降りて初めて気付いたのですが、ボクたち3台以外にもけっこうバイク乗りが多かった様子。
中にはSRでひとり旅とおぼしき女の子もいたのですが、声でもかけておけば良かったかなあ。
あ、
下心なんてこれっぽっちもありませんが。ええ、決して。

いのさんたちはそのまま六甲大橋を駆け上がって行かれましたが、ボクはG3に飯を食わしてやらないといけないので、ここでお別れ。
ごく短い間でしたけど、楽しかったです!
お近くですし、ぜひまたご一緒しましょうね♪

と思ったら、早朝のためにガソスタがどこも営業していません。
大橋を渡ったあと速やかに下道へ降り、阪神高速の高架下をリザーブでソロソロと走る。
10qは走ったか。
ガソリンがスッカラカンで妙に軽量化の進んだG3にも慣れ始めた頃、ようやくスタンドを発見。
早朝から危うくガス欠するところだったぜ。
(そういえばこの頃は暫定税率期限切れでガソリンが安くなってたっけ)

で、近くのインターから阪神高速神戸線に乗り、姫路方面を目指します。
この辺りは、もう毎度毎度のことなので特筆することはないですね^^;
リアショックのことは帰宅するまで全く気付かなかったのですが、なぜかスピードを出す気がしなかったので事なきを得ました。
飛ばしていたらどんなトラブルに見舞われていたことか…。
しばらく走ると阪神高速から第二神名道路に連絡するので、休憩がてら明石サービスエリアに立ち寄ります。
まともな人間が増えた
見て下さい、この車椅子マークのスペースだけ綺麗に空いた駐車場を。
散々姫路および神戸ナンバーを誹謗してきましたが、まだまだ捨てたもんじゃないです。
まあ、スーパーとかショッピングモールとかに行けば
世間一般的イメージの姫路ナンバーに会えますが。
 こ れ は ひ ど い
あり得ない汚れ方のリア周りです。
オフ車かと。
いや、竹生島の
カワウの糞かと。
それ以前にどういうところをどんな走り方をすればこんなに泥が付くのやら。

サービスエリアを出てからはノンストップで自宅へ急行しました。
着くやいなやデジカメ写真を整理した後、布団に潜り込んで爆睡。
すごい
端折りかたなんだけど、まあ実際書くことは大してなかったんだけどね。
帰宅して数日後、洗車時にリアショックのエンドアイが脱落していることに気付いて、大パニックを起こすのです。
よく写真を見ると反対側のショックスプリングにロッドが通っていないのが見える。
笑えるな。

さて今回の九州ツーリングはこれで終了なのですが、レポートはいかがでしたでしょうか?
そこ、『完成させるのに2ヶ月以上かけてるんじゃない』とか言わないの。

ボクにとって3度目の九州ツーリングとなりましたが、往復を含めて10日もの長期ツーは初体験。
うち半分が雨というのも初体験(笑)。
まあ泊まりツーで降らなかったことの方が珍しいのですが。

これほどの長期ツーリングにもかかわらず走っても走ってもまだまだ走り足らない気がします。
それだけ充実していたのかな?
といいますかやっぱりただのバイクバカなんだろうね。
何でこんなに九州が好きなのか分かりませんが。

偶然の出会い、必然の出会い、突然の出会い。
今回も様々な出会いがありました。
ZRXに乗っていたからこそ、そしてサイトを開設したからこそお会いすることができた多くの方々。
今回お会いした全ての人に感謝を捧げます。
簡単ではございますが。

あーーっ、ほんっとに楽しかった!!

本日の走行距離 90q
今回の総走行距離 1889q(概算ね)
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