7月18日は海の日でした。土日を含めるとなんと3連休。 なのですが、ボクは仕事の都合で18日しか休めなかったのです。 この怒りを誰にぶつけてくれよう? よし、ツーリングに行こう。 『うみの日』なら海の見えるところが良い。 そんな感じでとりあえず、走りに行くことにしました。 目的地は深く考えずに香川県は小豆島に決定。 海あり山あり峠ありと、ライダーにとっては願ってもないツーリングスポットです。 ボクの生息地からはフェリー内を含めても、わずか2時間で到着できます。 バイクでの上陸は5度目。 関西圏内では1番のお気に入りのスポットでもあります。 仲間内に参加を募るメールを流したところ、ドカ乗りのウエッチ氏が名乗りを上げてくれました。 奈良在住の彼は姫路からフェリーに乗るそうなので、ボクの乗るフェリーとは航路が異なります。 島内で合流することを約束し、ツーリングマップルを眺めながら床に就きました。 で、当日。 朝9時半に家を出発し、兵庫と岡山の県境、日生港を目指してG3をひた走らせました。 といってもボクの家からは30分くらいの距離なのですけどね。 フェリー乗り場に到着して、時刻表を見て愕然。 小豆島行きのフェリーはわずか5分前に出たばかりでした。 沖をよくよく見てみると、乗るはずだった船がボクをあざ笑うかのようにプカプカ浮いていました。 あー。 次の便は2時間後。 仕方ないので、さらに30qほど西の新岡山港から小豆島を目指すことにしました。 04年度の鷲羽山ツーリングで書いた『岡山ブルーライン』を、すんごい勢いで西進します。 時は金なり。 |
ウエッチの待つ小豆島へ |
新岡山港に着いたのは11時頃。 フェリー出航は11時50分。 結局、日生港で次便を待っていても、小豆島に到着するのは同じ時間でした。 急いで走って赤いチケットをもらったのが実に悔やまれます。 フェリーの中では子供達のピアノ演奏会が開催されていて、ボクも耳を傾けていました。 3連休最終日ということで子供さんも多く、フェリー内部の見学会も行われてましたね。 なかなかファンサービスが行き届いていて、興味深いです。 さて、フェリーに乗り70分後、小豆島に上陸。 土庄港ターミナルの駐車場でウエッチを発見し、ようやく合流できました。 |
紆余曲折を経て合流 |
氏との再会は前年の忘年会以来、半年ぶり。 単車で会うのは1年ぶりなので話が尽きませんが、時間が限られてますのでそそくさと発進。 土庄から県道26号を北に向かい、27号方面に左折。 まずは、奇岩の景観が有名な『寒霞渓』を目指します。 ヘアピンや高速カーブの入り交じった『小豆島スカイライン』をくねくねと走ります。 気を抜くとドゥカティがもの凄い勢いで迫ってくるので、必死で逃げました。 なので、あっという間に寒霞渓に到着。 |
寒霞渓にて |
寒霞渓は日本3大渓谷の1つで、溶岩が浸食されて出来た奇岩群が特徴の景勝地です。 秋の紅葉はあまりに有名。 公式(?)サイトに掲載されている写真は、息をのむ美しさです。 が、3連休最終日にもかかわらず、観光客はまばら。 渓谷を抜けるロープウェーの経営は大丈夫なのか、といらぬ心配をしてしまいます。 肝心の奇岩群の写真を撮っていませんね(笑)。 |
四国方面も見渡せる |
見渡せないこともある |
さて、寒霞渓でひとしきり遊んでいると、程良い時間になってきました。 ウエッチは今日中に奈良へ帰らねばならないので、そろそろ港へと移動することにします。 |
本当に見事な大展望 |
帰る前に掃除くらいはするウエッチ。 駐車場にはロータスのエリーゼ、近くの道沿いにはフェラーリのF355(?)が停車してた。 この2台で豪邸が建つな…。 良い目の保養になりました。 寒霞渓から風景を楽しみながら29号を走り、途中で県道246号方面に左折。 246号はウエッチが帰る予定の福田港に直行しています。 少なくとも地図ではそう見えたのですが。 若干カーブが多そうですが、国道を迂回するよりは楽に港まで着けそうです。 が、甘かった。 走り始めて愕然。 1車線のくねくね道に加えて、夏草が生い茂っているので見通しが悪いのなんの。 急な下りに加えて、急カーブの連続。 ほとんど2,3速ばかりのストップ&ゴーが続きます。まるでジムカーナ。 なぜか生き生きと追い掛けてくるウエッチが、もの凄く恐かった。 福田港着は、フェリー発車直前の15時過ぎ。 挨拶もそこそこに、ウエッチは乗船していきました。 今日は遠くからありがとう。お疲れ様でした。 彼と別れた後、海沿いをゆっくりと大部港に向かって走ります。 |
メチャ快走 |
小豆島は最高所で800メートル以上の山もあれば、海水浴場もある。 比較的栄えている南側と、ひなびた漁港のイメージの北側。 で、東部はというと車が少ない海沿いのワインディングが続く、走り向きのスポット。 国道436号と県道26号は上の写真の通り、この上なく快走できるルートです。 車も信号も少なく道の状態が大変良いので、超オススメルートです。 ただし、民家もコンビニもガソリンスタンドも全くないので、ご注意を。 大部港に着いたのは16時前。 フェリー出航まで1時間近くあるので、近くを走ったり、仮眠を取ったりして過ごしました。 乗船は一番最後。 オートバイは先入れ後出しなので、乗船時は一番最初に乗れることが多いのですが。 今回はなぜか上船も降船も最後。 お遍路帰りとおぼしき団体さんが、バス5台で分乗されてた為かも知れません。 この小さなフェリーが珍しく乗客でギッシリと詰まっていました。 最後に乗ると当然座る場所もなく、仕方なく甲板で過ごしました。 ああ、そこのファミリーさん、船内でいぬを3頭も散歩させないで下さいね。 かごに入れるように張り紙がしてありましたYO。 そんなこんなで岡山/兵庫の境の日生港には定刻に入港。 30分ほど走って自宅に帰り着きました。 今回は半周しただけでしたが、小豆島は全周わずか140qほどの小さな島です。 大きな道だけ走れば一周するのに100q位しかありません。 その気になれば1日でぐるっと回ることも出来ます。 釣りや海水浴も楽しめますので、ご家族と出かけてみるのも一興かも知れませんね。 ボクのような島好きは絶対チェックですよ!(笑) |
今回の走行距離 180q(短!) |
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