涼しくなってきた今日この頃、頭を垂れる稲穂も美しく、秋の深まりを感じます。 バイク乗りにとって最も楽しい時機の到来ですね。 燃費が悪いからと言って、外出を控えていては誠にもったいない限りです。 そういえば、セブンイレブンではガソリン割引券付きのクーポンサービスを始めましたね。(06/9/24現在) うーむ、燃費高騰のあおりを受けて意外なサービスが出てきたものですね。 コンビニで買い物すればガソリンの割引サービスが受けられるなんて、数年前では考えられなかった。 どうも、トヨです。 昨年の今頃、ハマーさんのサイトで大山(鳥取)まで麺を食いに行くというツーリング計画が立てられた。 残念ながら当日は土砂降りに見舞われ、途中の津山で引き返すという醜態を披露してしまった。 この辺りは『クリック』をご覧頂くと良いかと思います。 で。 きっといつか大山に麺を食いに行く、とリベンジを誓った面々ですが、なかなか計画は持ち上がらなかった。 そうする間に1年が過ぎ、突如ハマーさんの『月刊ZRX』に麺食いツーリングの告知があった。 ところがですね、日程を見ると、すっごい微妙。 というのも、 前々日(金)…学校の先生の送別会、前日(土)…友人の結婚式2次会、翌日(月)…職場の歓迎会 っていう慶事が目白押しの大変ハード極まりない週末だった。 ボクをグレーゾーンの餌食にするつもりか? といいますか、週始めから新歓で飲み会って、狂っとんのかウチの職場。 そんなわけでツーリング数日前まで、参加表明が出せずにいました。 『そういえば最近遠乗りしていないなあ…』 ツーリングマップルをめくりながら、そんなことを考えていると、ますますツーに参加したくなってくる。 距離を見てみると日帰りは問題ないようだし、下道を使えば費用も抑えられるか。 ブン回さないで大人しく走り、燃費を抑えれば財布にも優しいでしょう。←ムリ で当日。 タンクバッグすら持たず、ツーマップルをシート下に押し込み準備完了。 今年初めて夜露の降りたG3号(ZRX)にまたがり、エンジンを切ったまま坂を下る。 わりと寒い。 |
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暖気中のG3 | |
黄金色の稲穂の中でG3を暖機してやります。 ずいぶん気温が低いですね。マフラーからの水蒸気がなかなか治まりません。 左奥の建物はボクが通っていた小学校。 運動会の開会式が華々しく行われる中、ボウボウシャカシャカとやかましい音を上げるG3氏。 迷惑極まりないし、不審人物と認識されてはかなわんので、暖気は短めにしてさっさと発進します。 近所を走る国道373号を北上し、佐用町で国道179号に入り津山へ。 例のロボを見る。 メチャ空いているので、1時間もかからずに到着。 |
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何度目だ、Zガンダム | |
はい、もう説明も必要ないでしょう。某凶悪ロボ。 もう5度目の邂逅であります。 もう見慣れてしまったのですぐに出発します。 この道の駅を出て、国道181号を西へしばらく進むと虚しい事実に気付いてしまう。 道脇の看板に『国道313号崩土につき、通行止め。てか、修復も未定』といった一文が。 またですか…。 どうやら、津山から湯原温泉を経て蒜山へ向かう最短ルートである313号が、全面通行止めらしい。 一昨年、彼女とドライブした時も同じ場所で崩土のために通行止めだったぜ。 多発地帯なら何とかしてくれい。 しょうがないので、181号を直進し美甘村まで抜け、県道55号という迂回ルートを選択する。 迂回とはいえ、こちらもクルマは非常に少なくテンポの良いライディングが出来ます。 渓谷沿いのワインディングなのでメッチャ気持ちよく走れます。 紅葉シーズンならなおベターでしょうね。 県55を抜け、今度こそ国道313へ入る。 湯原温泉の脇を通ると、温泉街から続々とクルマの群れが出現。 なかなか群れが途切れないので、間に滑り込ませてもらう。 よく見ると、群れは全てアルファロメオばかり。前にアルファの群れ、後ろにアルファの群れ。 オーナーズクラブのツーリングかミーティングでもあったのでしょうか? イタリア車らしい洒落たボディデザインでなかなか格好良いですね。写真撮らせてもらえば良かったな。 赤や黄色が似合うのは、やっぱりあの国のクルマじゃないかと思います。 が。 前門のアルファ、後門のアルファ、という状況はなかなか居心地が良くないです。 簡単に説明すると。 イタリアイタリアイタリアイタリアイタリアイタリアイタリアアタリヤ… …カワサキイタリアイタリアイタリアイタリアイタリアイタリアイタリアアタリメ こんな状態。 場違い感まる出しですわ。 あちらとしてもけっこう邪魔でしょうし、信号で停車したのを機に前方へ躍り出てパスする。 しばらく走り、八束町で国道482号へ入り、蒜山高原を眺めながら走ること数十分。 ようやくハマーさん達が集合場所とされている道の駅風の家に到着。 しかし、今回文章が多くないか?←疲れ始めている |
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米子道のインター脇にあるので大変混雑 | |
道の駅の目立つ場所に2台のZRXが停まっていたので、そろそろと近寄ってみる。 傍らで立ち話をしていた2人が、G3のエンジン音を聞いて振り返る。 TIRさんと、ハマーさんだ。 ヘルメットを脱ぎながら、『お久しぶりです。すいません、来ちゃいました』とマヌケな挨拶をしてしまった。 何せ、今回のツーリングは参加表明をしていないのです。 『なんじゃあテメエ!?お呼びじゃ無いんじゃボゲが!ゴーホーム』 という怒声はもちろん上がらず、お2人とも快く迎えて下さいました。 そもそもハマーさんは、ボクの参加をご存じだったそうですし。←タカさんの所に書いたので この道の駅、米子自動車道蒜山インターのすぐ脇と言うこともあり、クルマの出入りがとても多いです。 何度か人が轢かれそうになるシーンもあったそうですので、お越しの際はくれぐれもご注意下さい。 さて閑談すること、半時間。 野太い排気音が聞こえ、3台の大型バイクが現れた。 中の一台、緑色のZRX1200Rのライダーがペコリと会釈して停車した。 前年の『大山行けなかったツー』および、今年の『琵琶湖ミー』でご一緒して下さったKimiちゅんさんだ。 小柄な女性ながら、リッターバイクを転がす姿に魅入られたファンは多い。マジで。 新たな愛機は極太のマグホイールや、チタンコートのフロントフォークが走りを予感させます。 もう1台は黒いZRX1100−Uで、オーナー氏はZAKIさん。 こちらもマグ鍛ホイールに波形ブレーキディスク、ブラックの社外スイングアームなどで激しく武装。 あのぶっといタイヤの端まで皮が剥けているところから推するに、相当な腕前のようです。 とっても気さくな方です。 残る1台はCB1300ボリドールのエスさん。(名字はお伺いしたのですが、HNを聞きそびれました汗) かなり高年式で綺麗なCBですが、カウルつきのボリドールは初めてお目にかかりました。 じっくりと拝見すると、やはりタイヤは端まできっちり削れています。 控えめで優しそうな外見の男性ですが、腕前はかなりのものでしょう。 ちなみにツー参加決定は前日、Kimiちゅんさんに無理矢理誘われての参加だそうです。 ハマーさんはbikesコーナーでも紹介したZRX−V500。 TIRさんはボクと同じく初期型のZRXで、同じコンバットマフラー装備し、足回りは垂涎もののクワンタム! うーん、久々にツーリングをしている気分になってきたぞ。 しばしの閑談後、いよいよ全員で出発します。 大山周辺道路は昼食後に堪能することとし、まずは目的の蕎麦屋さんに向かいます。 って集合写真も、各人の愛機写真も撮ってない(汗)。 |
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県外ナンバーも多いそう | |
道の駅から国道181号〜県道53号〜国道9号と走り事30分、目的地である『ひの木屋』さんに到着。 出雲蕎麦の名店だそうで、ハマーさん一押しのお店。 見ての通り駐車場は満車に近い状態で、県外ナンバーもちらほら見えますね。 良く言えばノスタルジック、悪く言えば古びた店構えが、妙に肩肘張っていなくて良い感じです。 ボクはけっこうこういうお店好き。 |
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舟形からはみ出た天ぷらが良い | |
混雑していたにもかかわらず、注文してさほど待たずに蕎麦が配膳される。 ボクはハマーさんのお薦めという、天ざるを注文しました。 ディスプレイよりも実物はボリュームがありましたが、それよりも天ぷらがでかい事に驚かされる! 一般的な天ぷら蕎麦は海老などのかき揚げが多いですが、こちらのはイカのかき揚げです。 イカはさっと揚げただけなのでとても柔らかく、衣はさくさくで本当に美味い。 この天ぷらだけでもお金を取れると思いますね。 蕎麦は特徴的な平たいもので、断面が四角のものに慣れたボクには新鮮に写ります。 コシが強く風味も良いです。今まで食べた和蕎麦では1、2位を争います。 ただ、付けダシは少し濃く感じましたね。関西風に慣れているせいかな? そば湯を混ぜて飲んでも、やっぱり濃く感じましたし。でも、お値段は手頃でしたよ。 さて、簡単な自己紹介も済ませ、腹が満足したところで、いよいよ出発。 お楽しみの大山周辺をしゃぶり尽くしに参ります。 『ひの木屋』さんを出て、県道24号、その名も大山道路を一路大山方面へ。 ときおり木々の間に見え隠れする大山が美しいです。 伯耆富士の別名通り、特に北側からの眺めは、綺麗な八の字を描いていますね。 24号線はほぼ直線の上りで、徐々に標高を上げていきます。 以前もこの道を走りましたが、最高に気分が乗ってくる道路です。 日曜にもかかわらず、自動車の姿は少なく、とても走りやすい。 ただ、標高が少し高くなったのでキャブが若干ぐずつき始める。 アクセルをひねると、一瞬エンジンの回転が引っかかる感じ。 オーバーホールついでにセッティングをきちっと出してみようかな? 走ること20分。休憩予定地である『大山まきばみるくの里』へ到着。 |
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頂上付近に雲が | |
↑は『まきばみるくの里』から弥山(大山の一峰)を望んだもの。 頂上付近には厚い雲がかかっています。 下界は晴天だったのですが、大山のごく一部のみに暗雲が立ちこめていました。 これはどうも関西きっての雨男、TIRさんの御利益らしい(笑)。 辛うじて雨粒が落ちてこないのは、ボクの守護神良純様の法力が効いているからに他ならない。 ええ、そりゃあもう。 |
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↑左は『まきばみるくの里』から日本海側を振り返ったもの。 芝生の広場で家族連れがボール遊びなどにいそしんでいます。 日曜だけあって、さすがに賑わっていましたね。 駐車場はクルマが入りきれず、警備員が入場規制をされていました。 ご覧の通り、米子市街も一望でき、素晴らしい展望です。晴れていれば最高の眺めだったでしょうね。 この辺りは牧場も併設されており、疾走する乳牛の群れを見ることが出来ました。 『走るウシってなかなか見れんでしょう?』とハマーさん。 確かに珍しい。 ズドドドドっと走り回るウシさんを見て、辺りからもおお〜っという歓声が上がる。 右はようやく雲が晴れて全貌を表した弥山。 少し陽が傾き始めた時間なので、ライダースジャケットを羽織っていても肌寒い。 ススキが伸び、虫のささやきが聞こえ、とても落ち着く風情です。 涼しすぎる位ですが、家族連れが手に手にソフトクリームを持っているのを見ると、やたら美味そうに思える。 我々も大山名物の牛乳ソフトを求めて、売店に入りました。 |
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とつぜん激写されて戸惑うお姉さん | |
店内はかなりの行列が出来ていました。 この涼しさでも混雑するのですから、夏場の雑多ぶりはもの凄いものなんでしょうね。 Kimiちゅんさん、ZAKIさん、ハマーさん、ボクの4人が注文し、売り子のお姉さんが手慣れた様子で運んでくる。 と、何を思ったか突然Kimiちゅんさんがデジカメを取りだし、店員さんとソフトクリームを激写する。 きょとんとする店員さんとボク達を尻目に、『記念よ、記念』と開き直った感じのKimiちゅんさん。 女性のKimiちゅんさんだから許されるものの、ボクやハマーさんが店員さんを盗撮しようもんなら…。 さわやかに警察沙汰ですぜ。 表に出てさっそくソフトクリームを頬張る。 うーん、これがじつに美味い! 牛乳の味がとっても濃厚で、脂肪分たっぷりのクリームを舐めているような感じ。 さすがハマーさんがお薦めされるだけのことはありますね。 脇を見ると、御三方も賞賛を口にしながら頬張っていた。 その向こうではエスさんとTIRさんが瓶入りの牛乳を飲んでいるところでした。 こちらも評判は良かったのですが、ボクは遠慮しておきました。 決して牛乳は嫌いではないですが、搾りたてを飲むと決まってお腹をこわすのです。俗に言うGERIってやつだ。 まあ、そんなことはどうでも良く。 おやつを食べたところで、記念撮影をする。 |
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牧場の風景って好き | |
↑画像左から、ZAKIさん、ハマーさん、ボク、Kimiちゅんさん、TIRさん、エスさんの順。 黒ずくめが多い中、白系統の上下のZAKIさんと、オレンジのKimiちゅんさんが目立ちますね。 ボクもバイク時は黒系の服装が多いのですが、ZAKIさんの服装は好きだなあ。 細身のベージュのパンツが格好良いですね。 で、全員記念撮影後、バイクの所に移動。 |
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正直、眠くて卒倒しそうな管理人 | |
しばらく閑談していると、フォーンという4ストロークマルチエンジンの排気音が近づいてきた。 振り返ると、山側から青いZRXが1台駆け下りてくるところでした。 ライダーは通りすがりにペコリと会釈し、近くに停車する。 ボクやTIRさんと同じ初期型のZRXにローソンライン、ヨシムラの排気管が入っている。 青いZRXから降りた男性は再び会釈し、ハマーさんに挨拶する。 『スイマセン遅くなりました。ハマーさんですか?』 ハマーさんとの会話で、男性が前日『月刊ZRX』に書き込みされていたKAZEの童さんであることが分かった。 集合時間には間に合わなかったものの、地元民の勘で周辺を流していたところ、偶然遭遇できたそうです。 とても気さくな方で、皆ともすぐにうち解けられて、ZRX談義に花が咲く。 もの凄く咲く。 ひょいと傍らを見て、ボクのG3を目にされると、『あー、このZRXもネットで見たことがある!』 嗚呼、サイト運営者として至福のセリフだ。感無量。 ところで、KAZEの童さんはかの有名な湯原温泉で宿を営まれているそうです。 西の横綱とも称される湯原温泉、もし訪れることがあれば、是非KAZEさんの宿をご利用下さいね。 |
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でっかいバッタを捕獲した | |
さて、たっぷり閑談したことですし、そろそろ出発します。 県道45号線(大山環状道路)を蒜山方面に南下します。 アップダウンの激しいくねくね道で、クルマの往来も少なく、とても走りやすい。 ボクの前をハマーさんとKAZEの童さんがひらひらと走っておられたのですが。 これが速い速い。 ハマーさんとは何度かご一緒したことがあるので良く分かっていましたが、KAZEさんは恐らくそれ以上。 サーキットでを走られた事もあるということで、華麗にカーブに入ってクイッと出ていく。 ブレーキをスウッとかけた後、ぺたんと寝かせる感じ。 ともすれば置いて行かれそうになるので、真剣に追い掛けました。 普段は飛ばさないので低いギアはあまり使いませんが、それだとカーブの立ち上がりで彼らが見えなくなる。 一生懸命ギアを選び、慎重に車体を傾けながら走ること数10分。 45号線から蒜山大山道路に入る。 心臓のすり減るライディングだったぜ。 山中の激しいワインディングだった45号とはうって変わって、こちらは緩やかなカーブと広い車線が特徴。 大山周辺は水無川や切り立った崖が荒々しさを見せますが、蒜山に入ると牧歌的風景が目立つ。 細かいカーブが苦手なボクは蒜山周辺の方が好みだったりします(笑)。 牧草や堆肥の香りを楽しみながら走っていたところ。 突然『ズバン!』と、もの凄い排気音を吐き出しながら、黒いZRX1100がボクをぶち抜いていきました。 ZAKIさんのZRXだ。 サイレンサーまで黒く染めたその車体は、G3をはるかに上回る車重のはずだが、軽々と操作されています。 さらに加速しハマーさんとKAZEの童さんをも抜き去り、そのスピードのままカーブに突っ込むZAKIさん。 もおダメ…。 こんな走りが続けば、確実に崖へ手招きされてしまうので、アクセルをゆるめて、ゆっくり追うことに。 そして数分後、ツーリング開始時に集合場所だった『風の家』に到着です。 |
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再び道の駅『風の家』 | |
ツーリング終盤っていうのは、一抹の寂しさもあってなかなか解散できなくなるもんです。 太陽が西に傾き始める時間まで、話が盛り上がりましたが、そろそろ解散です。 次回はどこに行きましょうか、ハマーさん? ええ!?九州!? さて、ここでKAZEの童さんとハマーさんとはお別れ。 KAZEさんは下道で湯原方面へ、ハマーさんも同様に下道で帰られるそうですが。 あれだけ走り込んだ後に下道で帰宅するとは、素晴らしい体力だ。 ボクはもうぐったりしつつあるので、京都方面のKimiちゅんさん達とご一緒させて頂く事にします。 あ、KAZEの童さん、コーヒー本当にありがとうございました! (※全員にご馳走して下さったのです!) 『風の家』で下道の御二方に別れを告げ、残る参加者は近くの蒜山インターから米子道に乗ります。 KimiちゅんさんとZAKIさんがときおり先頭を入れ替わり、次にエスさん、TIRさん、ボクと続く。 わりとクルマが多く、米子道ではあまり飛ばせなかったので、何とか大型の3台にも付いていく事が出来た。 というよりも、少しスピードを控えて走って下さっていたようです。 この米子道、2001年の大山ツーリングの際は対面通行でしたが、驚いた事に4車線に拡張されてました。 大変走りやすくなっていますし、こういう公共事業は歓迎だ。 蒜山から走ること約40q、落合JCTで中国道に合流し、さらに西へ向かいます。 何度かZAKIさん(ZRX1100)やエスさん(CB1300)がとてつもない加速を見せるが、おおむね平和に走る。 やはりかなり抑えめに走って下さっていたようですね。 |
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勝央SAにてお別れの挨拶 | |
落合JCTからおよそ30q、勝央SAで給油を兼ねて休憩します。 旅の家族連れが多いですが、バイク乗りの姿もかなり多いですね。 それぞれの休日を堪能されていたのでしょう。 が。 やっぱり高速道路のタンデム(2人乗り)は違和感を感じますね。 解禁されてずいぶん経ちますが、タンデムで高速をカッ飛んでいるライダーを見ると、少々肝が冷える。 事故が増えて、『やっぱり無かったことにしますた』ってならなければ良いのですが。 さて燃料も充填したことですし、お互いに再会を約束し、ここで解散。 ここからは隊列をローテーションしながら走行していきます。 一番後ろのバイクが隊列を追い越し、先頭に出たら左車線にはいる。 その次はまた最後尾が先頭に、また次も最後尾が先頭に、と順番に隊列を入れ替えながら走ります。 こういう隊列の組み方は初めて(※)ですが、慣れるとめっぽう楽しい。 それほどスピードを出さなくても、抜きつ抜かれつの走行が楽しめ、色んなポジションで走行できますね。 こういうローテーション走行は最近流行っているのでしょうか? (※通常は熟練者が先頭と最後尾を固め、初心者をはさむ形が多い) さてローテーション走行を楽しむこと数10分後。 ボクが降りる佐用インターが近づいてきたので、アクセルを大きく開けて一気に先頭に出る。 先頭に出た後、再び左車線に入りスピードを落とす。 次々と追い越していくバイク達に手を挙げて別れの挨拶。 白系統のライダースーツで漆黒の車体にまたがり、野太い排気音を残していくのはZAKIさん。 ボクと同じく10年以上前のZRXながら、恐らく数字の無い所まで回っているであろうTIRさん。 タンクに身を伏せ、穏和な風貌からは想像もつかない勢いで抜かしていくのはエスさん。 『高速では置いていって下さい』と語りつつ、しっかり後半まで開けているKimiちゅんさん。 4台がカッ飛んでいくのを確認して、佐用インターで中国道を降りる。 既に辺りは薄闇に包まれようとしていましたが、この辺りは走り慣れた場所。 目をつぶったまま運転すると事故るかもしれませんが、何も考えなくても走れる道です。 で、国道373号から国道179号をたつの市新宮方向へ。 播磨科学公園都市(テクノポリス)を通過して実家へ到着。 途中、テクノ4車線道路で国家権力にぴったりマークされたのは秘密だ。 って、全然スピード出していなかったのですが、怪しい負のオーラでも放っていたのでしょうかね。 自宅到着は19時頃。 前回の琵琶湖ミーではオール高速道路でしたので、山あり谷あり高速有りの今回は疲れました。 なかなかエキサイティングで楽しかったですけれどね。 大山周辺は西日本では最も好きなツーリングスポットのひとつ(※)ですし、何度走っても飽きませんね。 寒くなる前にもう一度行こうかな? (※bPは奈良県吉野から和歌山新宮までの山中) さて、今回もネットを通じて知り合った方々とのツーリングでした。 モーターライズド・ホームを開設してしばらくになりますが、このサイトが好きだと言って下さる方が稀にいる。 奇特な性癖ではありますが、まさに管理人冥利に尽きる話であります。 まあなんだ。 これからも倒れない限り頑張りますよ!! ご覧下さってありがとうございました。 今回の走行距離 390q |
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