1893年、カナダで博物学者を志す33歳の青年の元に、とある手紙が届きました。
差出人はアメリカの牧場主で、牛が狼に襲われて困るので、動物に詳しいこの青年になんとして欲しいという依頼だった。
そして青年が狼を捕獲して数年後、この狼との死闘を描いた“動物記”は世界中で大ベストセラーとなるのです。
青年の名は
シートンと言った。

狼の名は“ロボ”、かの土地の人々はこの狼を畏敬の念を抱いて“王様ロボ”と呼びました。
一族を統率するリーダーシップと狡知、牛を投げ打つほどの怪力を兼ね備えたまさに王様。
シートンが仕掛けた罠や毒をことごとく看破する頭の良いロボ。
手は全て尽くし、あわや人間の負けかというところでシートンは遂にロボのつがいである雌狼“ブランカ”の捕獲に成功する。
シートンはこのブランカを殺し、ロボをおびき寄せようと卑劣な罠を張り巡らせます。
そして偉大なる王は人間の手に落ち、一晩暴れ狂った末に力尽きてしまう。

小学生の頃、学校の図書館で読んだ“シートン動物記”。
その中でも一番胸を打たれたのがこの“ロボ”の物語でした。
当時はシートン=人間の非道さに憤ったものですが、今考えると牧場主達にしてみれば死活問題であったわけで。
ただゲームのように家畜を殺すロボとその郎党は当時の情勢を考えると駆逐されても仕方なかったんでしょうね。
日本では児童小説的な扱いですが、動物の習性をつぶさに観察しており、むしろドキュメンタリーとしての側面が大きい。
大人になった今、もう一度読みたい一冊であります。

えっ?
それが今回のツーレポにどう関連しているのかって?
まるで何の関連もないんですけどね。 
シートンが現在のボクと同じ33歳でこのベストセラーを書いていたことに嬉しくなったんです。
あ、敬愛する坂本龍馬がこの世を去ったのも(数えで)33歳だったっけ。
なんなんだ、今回のプロローグは。

さて振り返ってみれば、08年の初ツーレポは讃岐うどんを食べに行くというものでした。
年の瀬が迫った12月中旬、今年を締めくくるツーリングとして、やはり讃岐うどんを食べに行くことを企画しました。
どうせなら大晦日に四国上陸し、年越し蕎麦ならぬ年越しうどんを食べようではないか。

これを見越してというわけではないが、最近ウィンターグローブの新調、革パンの購入と冬準備を済ませておいたのです。
さりげなく
そーさんちの掲示板にこの企画を書き込んだところ、当のそーさんが参加を表明して下さった。
やたー、これで独りで海を渡らなくて済む(笑。

で、当日。
ユニクロのヒートテックの上にアウトドア用の長袖シャツを2枚重ね、さらにフリースを着込み、上に革ジャンを羽織る。
買ったばかりの革パンの下にはタイツを履き、靴下も2枚重ね。
この革パン、早く馴染ませるためコタツの中だろうと布団の中だろうと、1週間に渡って履き続けたことは秘密だ。
何という
ハードゲイな生活。
まあ、ノンウォッシュのジーンズを早く馴染ませるために、履いたまま風呂に入るようなものですよ。

で、入念に寒さ対策を施した後、朝8時ごろ表へ出る。
おおーしんじられぬー
びっくらこいた。
上の写真はBEAT氏のソフトトップなのですが、うっすらと雪化粧。
これを見るやいなや外出する気が
失せてきました。
家の前の道はわずかに濡れている程度なので走るのに問題は無さそうだが、気温はシャレにならない予感。
何が悲しくて雪舞う時期、うどんを食べるためだけに香川まで行こうというのだろうか。
こんな
マゾヒスティックな自分がけっこう好き。

さて家の前の坂をニュートラルのまま下り、畑の真ん中でいつものように暖機します。
速攻で体が冷えてくる凍てつく寒気です。
これはイカンということで最寄りの(200m)ローソンに駆け込み、靴下用の使い捨てカイロを購入。
ひとつを手袋に仕込み、もうひとつは下着の中に貼り付けます。

一服してるうちに暖気も済んだので、再スタート。
さすがにこの寒気の中じゃあ、なかなか始動できなくて難儀しましたよ。

ここからはいつものルート。
町内を走り抜け国道2号線へ入り、そのまま岡山県備前市へ。
備前で岡山ブルーラインに乗ります。
ブルーラインを西へ走り、30分ほどで再び国道2号線へ入ります。
バイパスの青江インターから国道30号線に乗り換え、そのまま30分も走れば宇野港に着く。

ま、いつもの行程でありますね。
特筆することといえば、備前あたりの国道沿いの気温計が
-2℃と表示されていたくらい。
うーむ、これだけ寒いと、自分の姿がアホを通り越して清々しく思えてきた。

で、無事に宇野港に到着。
寒さだけみれば無事でもなかったんだけど…。
まあ防寒のおかげで氷点下にしてはまともに走れましたが、それでも到着する頃には全身ガクガクブルブル。
さすがに今回デビューとなった革パンはなかなか快適ですね。
今までシーンズばかりだったから、なおさらです。
加えて手袋に仕込んだカイロがめっちゃ快適。
指先は徐々に冷えるけど、無いのと比べると素手と革手袋くらいの差がある(分かりにくい…)。
バッテリーさえ心配なければグリップヒーターとか欲しいんだけどな。

宇野港では前回と同じ“
宇野国道フェリー”に乗ることとします。
そーさんにメールするとさっそく返答が来たのですが。

そ『まぢですか!いま家です。今から出るので40分くらいで行けます!』

という勇ましい返答。
むーん。
宇野国道フェリーは約30分ごとの発着です。
次の便が約10分後。
ということは一便遅らせると、なんとかそーさんの到着に間に合いそうだ。

ト『分かりました。じゃ、次の便で一緒に行きましょう。でも間に合わなかったらそのまま出ますね〜♪』

と、親切なようでまるで
親切でない返答をして、自分はさっさと暖かな室内に避難することに。
とりあえずチケットを買うべく、売り場に入ろうとするとダダダっと単気筒の音が聞こえた。
見ると完全装備のオフロードバイクが入港してきたところでした。
車種はホンダのBAJAだったかな。
軽く会釈するとライダーの青年が話しかけてくれた。

B『どちらまでですかー?』
ト『香川にうどん食べに行こうと思ってるんですよ。そちらも?』
B『はい、友達のお薦めの店に行ってから徳島まで行こうかと』


いかにもバイクの好きそうなさわやかな青年です。
ボクとはエライ違い(笑)。
聞けば現在は仕事の関係で関東にお住まいで、年末年始休暇を利用して帰省されてるんだそう。
バイクは実家の岡山に置かれているので、こういう機会でないと乗れないそうです。
どうりで大晦日なのに海を渡るはずだ。
BAJA氏と話を弾ませながらチケットを買おうとすると、『あ、お兄さん、これを!』
と、氏が何か紙片を手渡してくれた。

聞けばフェリーの乗船割引券をウェブからプリントアウトして持ってこられていたのですが、余ったので一枚下さるとのこと。
1割引程なのですが、往復券だとこの割引がかなり大きい。
見ず知らずの
ダビッドソンを着た怪しいKawasaki乗りに親切にして下さってありがとうございます☆
さて次の便が入港してもそーさんの姿が見えません。
仕方ないのでこころのなかでそーさんに詫びながら乗船しちゃいました。
なんという身勝手な管理人。
対面はBAJA氏
BAJA氏と話を弾ませているとそーさんからメールが。

そ『乗れましたー』

おおっ、間に合ったのですね。
さっさと乗船した無情なボクも一安心。
船上でそーさんと合流という、ロマンチックなんだかよく分からない状況を楽しみつつ、船は香川県高松港へ向かう。
鬼ヶ島
高松港が近づくと向かって左手に、この女木島が見えてきます。
山の中腹には“
鬼ヶ島”の看板が。
桃太郎伝説で有名な鬼ヶ島が、この女木島だと言い伝えられているそうです。
以前の初詣ツー
ハマーさん達と訪れた“吉備津神社”には桃太郎のモデルとも言われる吉備津彦命が祀られています。
神社には宿敵の鬼のモデルとなった温羅(うら)も祀られており、当時の人々の心優しさがうかがえますね。

余談ですが。
『お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に』というくだりがジェンダーフリーに反すると仰る団体がいるんだとか。
他にも鬼退治が“残酷だ”ということで、最近の子供向け絵本では“話し合い”で鬼と決着をつける展開もあるらしい。
話し合いを受け付けない鬼畜な者だから“鬼”なんだろうが。
そのうち“桃太郎”は性差別だ!“桃子”にしろ、とか言い出すに違いない。
もう、アレな人々には何を言っても無駄ですか、そうですか。

さあ、閑話休題はいつも事ですが、船はいよいよ高松港に到着しました。
下船時のそーさん
写真が小さいですが、ゲートの下にわずかに写っているのがそーさんです。
大晦日だというのに下船するクルマは多いですし、入れ替わりに上船するクルマもかなり多い。
みんな今から実家の家族の元で団らんするのかな。
昨日まで仕事だったし明日も出勤やから、大晦日っていう実感がまるで湧かない。
出発準備
フェリー港を出たところでBAJA氏と、氏を迎えに来られていたご友人とお別れし、そーさんと2人で出発します。
BAJAさん(お名前もお伺いせず…汗)、楽しい船旅ありがとうございました!
ご覧になったら、ご一報下さいね。

高松港からは国道11号線から国道32号線と、ほぼ一直線の道路が続きます。
車線も広いので流れも速く、快適には違いないのですが、少々退屈なルート。
ま、今回はうどんを食べることが目的で走りメインではないから良いんですけどね。
大晦日で取り締まりが強化されることも想定されるされるため、安全運転で走ります。
フォークも換えられ、純正の部分はフレームくらい
単調な走りにも飽きてきたので国道沿いの道の駅“滝宮”でバイク談義しながら一服休憩。
そーさん号の倒立化ですが、やはりポン付けとはいかず、相当にご苦労されているそう。
ウィンカーやライトステー周りも仮合わせ状態で、ようやく走れるようになったばかりらしい。
今日も夜を徹しての作業だったそうで……ボクの気まぐれにお付き合いいただいて本当に申し訳ない。

気温は低いものの、正午過ぎで陽が昇ったことと風が弱いせいで、体感温度はそれほど低く感じません。
それでもやや薄着のそーさんには堪える寒さのようでしたので、手袋用カイロを進呈。
発熱し始めてからの快適さには、盛んに感動されていました。

国道では何台もバイクを見ましたが、見かけるのはアメリカンバイクばかり。
最近ますます実感しますが、どうもツーリングを頑張っているのはアメリカンが多いようです。
もっとスポーツバイクも頑張りましょうよ。
元旦暴走に向かおうとしている
おみこしみたいなバイクの一団とすれ違いましたが。
あんなギャグみたいな方々と同じバイク乗りとひとくくりにされないように自重しなければ。

で、一服後再び走り始めます。
国道32号線をほぼ南西にひたすら真っ直ぐ走る。
つい3ヶ月くらい前にも讃岐うどんを食べにBEAT氏で上陸しましたが、その時工事中だったバイパスも開通していた。
ずいぶん走りやすくなっていますね。
前回も書きましたが、初めてG3で香川を訪れた10数年前は、まだ国道32号線も拡張工事のまっただ中でしたが。

高松港から3〜40分走ると、国道32号線は徐々に峠道へと変貌してくる。
ここから高知へ向かうと最高に楽しいツーリングルートなんだけど、今回はうどんが目的なので、すぐに脇道に逸れます。
国道を曲がってJR土讃線に沿って少し走ると、目立たないところに小さく“うどん”と書かれた看板が掲げられている。
お気に入りのお店“
山内”さんに到着。

と、入り口の上り坂をふさぐように停まっている一台のセルシオが。
どんな人が乗っているのか見えなかったが、何やら困っている雰囲気を醸し出しています。
よく見るとセルシオの行く手にはロープが張られ、小さな紙切れがそれにぶら下がってた。
『12月31日、1月1日、2日…は臨時休業とさせていただき…』

まいっちーんぐ!

香川の人は年越しソバの代わりにうどんを食べることも多いと聞いていたので、閉店というケースは想定してなかった。
ここのうどんは1、2位を争うくらいに好きなんだけどな…。
ごく普通の民家の庭先がお店で、一家で営業されているようだから年末に休業するのはしょうがない。

ト『すいませんそーさん、閉まってるから次の店に行きますね』
そ『オッケーです。お願いします』


再びJRに沿って仲多度郡まんのう町内をゆっくりと走り、第二希望の“
長田うどん”さんを目指します。
のどかな田舎風景の中をしばらく走ると、道沿いに大きな看板が見えてきた。
駐車場は一杯
実はこちらのお店は以前2回しか来たことがなかった。
こちらは釜揚げうどんが有名なお店です。
そーさんのお口に合えばよいのですが。

駐車場はほとんど地元香川ナンバーのクルマばかりだった。
前述のように香川では年越しうどんを食べるそうだけど、帰省したお孫さんを祖父母がうどん屋に招待しているみたい。
なんかホンワカして良いなあ♪
本当にシンプル
2人とも名物の釜揚げうどんを注文しました。
丼の中に茹で上がったばかりの真っ白な麺が浮かんでいます。
文字通り釜から揚げたうどんをお湯と一緒に器に張っただけのシンプルなうどん。
これを出汁醤油に浸しながら食します。

ビクのようなとっくりが出汁なのですが、口の部分に巻かれている紐は何故か
電気コードだったりします。
廃材の再利用なのだろうか。
こういう讃岐の無雑作感がすごく好き。

茹で上がったばかりのうどんはもちもちと噛みごたえがあって香り高く、実に美味い。
薬味はシンプルにおろし生姜だけ入れます。
うどんもだけど、出汁がさらに美味い。
たぶん香川名産のイリコの出汁なんだと思うんだけど、口に含むとプンと魚の香りが鼻に抜けます。
麺を食べ終わると茹で汁で少し薄まるのですが、これがまた飲み干してしまいたいほど旨味のある出汁でした。

そーさんも美味い美味いと、さかんに麺をすすられていましたね。
ただ、ここのうどんは一本一本がやたら長いので、上手に食べないとあっという間に箸から麺が逃げ出しちゃいます。
こうなるとテーブルの上をうどんが暴れまくって不細工極まりないなことになります。

さて、まず一杯うどんを食べましたが、成長期のそーさんと、
成長期を終えたボクの胃袋はまだ満たされません。
そこで次はモーターライズド・ホームでも何度か紹介した醤油うどんの元祖、“小懸屋”さんに向かいます。
といってもこの長田うどんさんの敷地内からも看板が見えるくらいのご近所なんだけどね。

道を挟んで建つ2軒なので、メットをかぶってキーを回して…するよりも歩いていった方が早かったかもしれない。
とはいえ停めっぱなしもマズイので、10メートルそこそこの距離をバイクで移動します。
讃岐平野に風が舞う
なんというか、この写真の構図とアオリ、そーさんのツーレポのとまるで同…ry。

この“小懸屋”さん、ツーの半月前くらいにテレビで紹介されていたので混雑が心配だったんだけど、案外空いていました。
お昼時も外していましたからね。
普段であれば駐車場にバイクが停まっていることも多いのですが、さすがに今日はこのZRX?が2台だけ。
しかしなんというか、知らない人が見れば…知っている人が見ても、この2台が同じ単車だと気づく人は多くないだろう。

左に写っているミニバンはたしか大阪ナンバーだったかな。
若い
アベックが乗っていたようだったけど、大晦日に讃岐までデートなんて洒落てて良い。
右にならえで日本人ばかりの海外に行ってYEN(¥)を落としてくるよりよほど洒落てる。うん。

前回も書いたように、ここの名物は大根おろしをのせた醤油ぶっかけうどん。
注文すると、まず半分くらいに切った大根がいきなり運ばれてくる。
ひどい時は(笑)
丸々一本持ってこられることもあるようですが。

うどんが茹で上がるまでの間、この大根を自分でおろして待ち時間を過ごすのです。
調子に乗って全て擦りおろすと、辛くてまず食べきれないので、ほどほどにしなくちゃいけません。
この大根の辛みは夏場の方が著明だそうですが、冬場でもけっこう辛いので要注意ですよ。
ここの生醤油がうまい
うどんが運ばれてきたら、あらかじめ擦っておいた大根を上にのせ、生醤油をたっぷりとかける。
冷水で締められた麺は艶があって、すごく美味しそうでしょ?
薬味は写真奥に写っているものを好みに応じてのせていただきます。
ゴマと青ネギ、おろし生姜などが用意されています。

生醤油の後、器に添えられたスダチを思いっきり搾ってかけると、さわやかな酸味がプラスされてこれまた美味い。
ここのうどんはサッパリしているので、けっこう量があってもペロリと食べられます。

とはいえ、さすがに2杯も食べると良い感じで満腹になりました。
外に出て一服していると、ずいぶん気温が下がってきたことに気付く。
もう午後3時を回るくらいです。
冷やうどんを食べたこともあって体もずいぶん冷えてきました。

陽が傾く前に、早々にお店を出て再び高松港を目指すことにします。
帰りも往路と同じルートなので詳細は割愛。
港に入ると奇跡のようなタイミングでフェリーが発船しようというところでした。
そーさんもボクも往復券を買っていたのですぐにフェリーに乗り込むことができました。

ZRXがロープで固定され、ボク達が客室に上がっていると間もなくフェリーが高松を離港しました。
BEAT氏も加えると、数え切れないくらいこのフェリーに乗りましたが、発船の時はいつも充実感と共に一抹の寂しさがある。
距離は短くても、海を渡るツーリングは立派な旅なんだと実感する瞬間だ。
ああ、今度は暖かくなってから来よう。

で、フェリーは約1時間で宇野港へ到着。
来たときと同じく国道30号線を、そーさんの先導で一路岡山市内へ向かう。
30号線が2国バイパスに合流したところで少し寄り道。
そーさん宅にお邪魔し、
ねこ科の動物と戯れに参ります。
祭りじゃーーー!!!!
そーさんちのチビちゃん達。
柴虎柄のは引き取ってもらったきららちゃんにそっくりですね。
縦横無尽に走り回り、もう
何が何やらワケが分かりません
写っているのは4頭ですが、窓の外でも2、3頭が大運動会の真っ最中。
なんてねこまみれなんだ。

で、肝心のきららちゃんは奥の方で
嫌がって大暴れしていたようで再会できず。
子供の頃は人見知りしなかったのにな。
十宿十飯の恩を忘れたな(笑)。

にしてもシートが2脚もあるとはどういうことなんですか、そーさん。

さて、そーさんちでねこと戯れコーヒーまでご馳走になり(インスタントじゃないやつ)、たっぷり癒されたので家路を急ぐ。
バイパスに再び乗り、わざわざ先導して下さるというそーさんの後をついて行きます。
外はどっぷりと日も暮れ、寒さも一層激しくなってきました。
暗く寒い中そーさんと一緒に走っていると、晩秋の辛く楽しかった箱根ツーリングを思い出す。
またどこか行きましょうね♪

で、そーさんにバイパスの西大寺インターくらいまで先導していただき、そこでお別れ。
暗くなったこともあり、帰りは山道のブルーラインは避け、そのまま2国を東に走る。
大晦日の夜ということもあり、2国は驚くほどスムーズに流れています。
これは嬉しい誤算だった。

一度コンビニに寄り
凄い勢いで生理現象を済ませた以外は、そのまま真っ直ぐ走り自宅へ到着。
県境の気温計は1℃まで下がってた。
って、朝の方が寒かったのね。
寒いことには違いありませんが、防寒さえしっかりすればこのくらいの気温なら走れないこともないな。

今年の冬はドンドン走ると決めてたので、短距離ではありますが良い走り納めになったと思います。
あ、でもシールドとメガネの曇り止めだけは何とか上手い対策を考えないといけませんね。
ちょっと大きく呼吸をすると、すぐに前が見えなくなって困りました。
なにはともあれ、寒い中うどんのためだけにお付き合い下さったそーさん、ありがとうございました。


今回の走行距離 約240q

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