ツーリングクラブOITでは、年に1回バーベキューツーリングを企画しています。 近年、クラブでの合同イベントはめっきり減ってしまいましたが、このバーベキューと忘年会だけは毎年開催。 1泊でのツーリングですので、アルコール好きもアウトドア好きも大満足の、このツーリング。 下戸のボクですが、にくが好きで好きでたまりませんので、喜んで参加することにしました。 例年であれば、白浜のトレーラーハウスを流用したオートキャンプ場を利用しますが、今年は満室だそう。 そこで、白浜よりもさらに東の和歌山県串本町まで出向くことになりました。 毎度のことながら、独りでこれらの企画を練っているリーダーカズヒロ君には頭が下がります。 昨年は台風順延、一昨年とその前の年は不参加。なのでボクの参加は4年ぶりになります。 うきうきしながら、ツー当日を待ちました。 で、当日。 素敵な雨模様でした。 ギャフン。 今回のツーリングはログハウスを押さえていますので、キャンセルすると別途料金が発生します。 なので、このツーリングは雨天決行が前提。 普段であれば雨だろうと何だろうと、喜んでG3で参加してM性を見せつけるのですが。 いかんせん、今回は高速を使った長距離移動です。 水分を遺憾なく吸い込んでしまうG3のキャブレターは、エンジンに悪影響を与えそうで恐いです。 仕方ないので、今回は4輪での参加を決意しました。 とはいえ愛車BEATで高速道路を走ると、風圧や振動でバラバラになってしまいます。 そこで、実家のクルマを拝借して出かけました。 朝5時に起床。 慌ただしく準備を済ませ、借り物の後期型オルティアを東に進めます。 BEATにオルティア、HONDAの絶版車が2台もあるトヨ家。 開発陣が聞いたら泣いて喜ぶな。 で、OIT本体との合流地点までは大体いつものルートを使用。 太子・姫路・加古川バイパス〜第2神明道路〜阪神高速3号・13号とひた走ります。 これはボクが大阪、奈良方面に向かう時のメーンルート。 13号の森ノ宮インターでいちど高速を下り、JR環状線の京橋駅でOITメンバーのミノッチを拾います。 ミノッチと合流後、近畿道〜阪和自動車道と乗り継ぎ、集合場所の阪和道:岸和田SAを目指しました。 堺市あたりで凄まじい土砂降りに遭遇しましたが、何とか到着しました。 このSA、ヤツらが大量に生息しています。 野生生物好きは要チェック。 が、やたらホモサピエンス慣れしているあたり野獣性が薄い。 |
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野生生物と感動の遭遇 | |
見える範囲だけで5頭はうろついていました。 エサを持つ家族連れにはサービス満点。愛らしくすり寄っています。 30男には見向きもしません。 さて、集合予定時間は10時。 ボクとミノッチは9時過ぎに到着したので、他のメンバーが到着するまで待つことにしました。 15分待ちました。来ない。 30分待ちました。来ない。 管理人トヨ『みんな遅いな〜どうしたんやろ?事故なんて事はないと思うけど』 みのっち 『中止になったんとちゃいますか?』 管理人トヨ『…』 おまえってヤツは……。 さて40分経過。 待ちくたびれた頃、幹事代行(幹事カズヒロは長女誕生のため欠席)のmaribooさんからメールが来た。 mariboo 『今どこですか?』 管理人 『40分前に着いてるよ』 mariboo 『ええぇ〜、こっちはだいぶ前から着いてる!』 何てこったい。 SAの中でお互い気づかずに待ち続けていたとは。 アホだ。 どちらのグループも到着したのに連絡しないとはさすがですね。 |
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直前の土砂降りにやる気を失う面々 | |
さて今回の参加者を紹介致します。(敬称略) ◆京都支部:にしわき、のっち、ミノッチ、ムロ ◆大阪支部:mariboo、モロ、瑠加 ◆姫路支部:トヨ 何とか本体と合流出来ました。少し閑談します。 最近イベントの少ないOITですが、今回来ているのはツーリングや飲み会にも参加率の高い連中。 みんな生粋のバイク乗りですので、雨を降らせた石原家の人に文句をぶつけています。 天候もあまりはっきりしませんし、スピードは出せないだろうと判断して早めに出発。 阪和道を南下し、和歌山方面へ向かいます。 |
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安全面には気を配ります | |
BEATとは段違いの走行性能を見せるオルティア氏。 若干ダウンサスがごつごつしますが、なかなかレーシーでよろしい。 メンバーに『BEATだと雨漏りするところだった』って言うと、『またまた〜』と突っ込まれましたが。 甘い。 ネタでなく、本当に雨の日は漏れます。 |
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ボクとミノッチ(手前):放送コードすれすれの会話が続く | |
阪和道〜湯浅御坊道路とひたすら一直線に走り続けます。 路面状況も大変良好で、バイクだと本当に気持ちよさそう。 ですが、残念ながらお天気は相変わらず。 山が多く、トンネルを抜ける度にワイパーが効かないほどの大雨に襲われました。 ザ・田舎といった感じの景観ばかり続きますが、田舎育ちのボクは心が安らぎます。 最近延長された湯浅御坊道路を、終点の『みなべインター』までひた走りました。 ここからは国道42号線を海沿いに進みます。 42号は地元民にとってもメーンルートなので、田辺や白浜付近など市街地は結構混みます。 特に海水浴シーズンは日中は避けたほうがよいでしょう。 白浜以東は超快適ルート。 海沿いには奇岩の名所や道の駅が多くありますので、ドライブやツーリングにはもってこいです。 |
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潮岬から紀伊大島へ | |
みなべインターから走ること100キロ弱。本州最南端の潮岬が見えてきました。 潮岬から、今回の目的地である紀伊大島へ渡ります。 紀伊大島は文字通り島なのですが、潮岬とはループ橋で結ばれています。(上写真) で、島内の『リゾート大島キャンプ場』に到着。 |
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今後のスケジュールを確認中 | |
ロッジへ荷物の搬入をしながら、今後の予定を練ります。 後方に写っているのっちさんの『X−トレイル』で、食材の買い出しへ。 これにはモロちゃん、にしわきさんが同行しました。 残りのメンバーは荷物の整理や現場の散策をします。 この施設は中心の広場をロッジが10基ほど取り囲み、テントは自由に設置出来るような構造。 キャンプも楽しそうです。 トイレや炊事場はもちろん完備。ロッジ内にもコンロとトイレがあるので、非常に便利です。 加えてエアコンも完備。 シーカヤックやダイビングの体験もでき、至れり尽くせりの施設ですね。 早くから予約を入れてくれたいた、リーダーカズヒロくんに感謝です。 さて、買い出しメンバーは30分くらいで帰還。 すかさず他のメンバーが群がり、食材のカットやコンロの準備、火起こしを行います。 みんななかなか手慣れていますが、ボクはというと、あっちへフラフラこっちへフラフラ。 とりあえず邪魔だけしないように静かにしていました。 薄暗くなってきたので、いよいよ乾杯の音頭が唱和されました。 Here we go! |
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コンロの準備をするミノッチとにしわきさん | いよいよ乾杯 |
焚き火付近で白のライダースはミスった | 良い感じのロッジでしょ? |
とまあ、素敵な宴会だったのですが、つい酒を摂取してしまい、大惨事寸前の管理人T(30)。 宴もたけなわといったところで、グロッキーに陥っています。 それでも缶ビール1本飲み干したのは、下戸のボクにしては快挙です。 そんな中、仕事を終えた京都支部のディオさんが遅れて登場。 京都からはるばる400q、ひとりぼっちの車内はさぞかし寂しかったのか、もの凄い口撃が始まります。 主に猥談ですが。 とたんに活発になってくるOITメンバー。 バーベキューの後片づけもそこそこに、ロッジ内に移って裏ミーティングが開催されます。 それはもう放送コード引っかかりまくりの、エロミーティングでありました。 ああ、もう限界。 アルコールに浸食されながらボクは心地よい眠りに落ちていきました。ZZZ 狂乱の宴は深夜まで繰り広げられていたとさ。 2日目 AM7時頃、誰かの携帯電話アラームが鳴り響いたので渋々起床。 眠い目をこすりながら表に出ると、のっちさんとミノッチが早々と目覚めて閑談中。 早朝から、昨夜の後片づけをして下さってました。感謝。 メンバーが全員目覚めたのはAM9時頃。 昨日買っておいたバターロールで遅い朝食をとりました。 |
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MHでは珍しい、集合写真 | |
出発前に記念撮影。本日も曇天なり。 さて、後参加のディオさんを加え4台になったOIT一行は、キャンプ場を後にしました。 振り分けと順番は。 @ディオさん(ボンゴフレンディ)+ムロちゃん A瑠加さん(プラド)+にしわきさん+maribooさん Bボク(オルティア)+ミノッチ Cのっちさん(Xトレール)+モロちゃん こんな感じ。 数百メートル走ったところで、先頭のディオさんが突然ルートを外れて左折。 ああ、そういえば海が見たいって言ってたなあ、なんてミノッチと微笑んでいたのですが。 道の様子が変です。 なんとも細い。クルマ1台通るのがやっとの道幅。 右にくねくね左にくねくね、借り物のバンパーを擦らないように細心の注意を払っています。 迷う様子もなく進むディオさんと瑠加さんに一抹の不安を覚え徐行していると、地元のご婦人が話しかけてきた。 『この先行き止まりよ〜』 ほらみろ。 怒りを抑えながら、前方の2台に伝令(ミノッチ)を走らせます。 さすがに危険を察知したディオさんと瑠加さん。慌てた様子で後進してきました。 とはいえ、すれ違うのも困難な道なので、慎重にハンドルを操作します。 |
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右タイヤは側溝ぎりぎり(みごとな腕前だ) | |
この惨事を招いた張本人 | 何だか楽しそう |
楽しく記念撮影している場合じゃないのですがね(苦笑)。 内心冷や冷やながら(?)、笑顔一杯のディオ氏。わびる気配は微塵もありません。 少し下ったところで、近所の人達が使用している駐車場で方向転換させて頂きました。 |
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狭いのきらい | |
↑は駐車場への入り口。 5ナンバーでもこの有様ですので、3ナンバーのプラドは身も凍る思いだったことでしょう。 さて、このような事態に陥りつつも、何とか海を眺めてから再出発。 潮岬から国道42号線に入り、前日に通ったルートをさかのぼります。 走ること30分、白浜町に到着。 有名な『とれとれ市場』で昼食をとりました。(市場内は撮影禁止なので画像はありません) この『とれとれ市場』、新鮮な海の幸が取りそろえてあり、お土産やお食事処に最適です。 巨大マグロの解体ショーなんかも行われていて、観光がてらに寄っても楽しめるかと思います。 実のところ、海産物は港でじかに購入した方が安いと思いますが。 それでも、ずらりと並んだ魚類・甲殻類を眺めているだけで楽しくなりますよ。 ちなみに、昨夜のバーベキューで焼いたサザエもここで買っていた物。 あまりに美味しかったので、土産に10個ほど買って帰ることにしました。財布が軽い。 ここからは往路と同じルートを使用して大阪方面へ向かいます。 国道42号を少し走り、南部町で湯浅御坊道路に乗り、さらに阪和自動車道へ。 何をトチくるったのか、他の3台がカーチェイスを始めましたが、ボクは大人しく走りました(借り物ですし)。 G3ならば、なんて事は考えません。単車でも妖怪な方々ばかりですから。 途中の紀ノ川サービスエリアで最後の休憩を取り、名残を惜しみながら、ここで大阪・京都組と解散。 次は絶対単車でお会いしましょうね! ここからは阪神高速を使用して兵庫へ向かうつもり。 だったのですが、同乗のミノッチにごねられ、京都まで送ることになってしまいました。 意外に親切なボク。 て、あなた京都支部に同乗して送ってもらえば早かったのに…。 が、ここで恩を売っておかないと、ボクの気まぐれツーに付き合ってくれる人がいなくなるので、我慢です。 松原ジャンクションから西名阪自動車道に乗り、奈良の郡山インターへ。 インターを下り、国道24号線を奈良市内へと北上します。 この国道24号線。 遊戯施設や飲食店が多く建ち並び、週末ともなれば奈良市内から多くの人達が集結します。 ボクも学生の頃は、この近辺で朝までカラオケやボーリングに興じてたっけ。 今度は奈良散策ツーリングでも企画しようかな。 懐古感に涙が出そうになりながら、24号線をさらに北上。 京奈和自動車道の終点あたりにあるミノッチの自宅に到着(彼の自宅は京奈県境)。 |
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ミノッチ邸前 | |
オルティアの奥でカバーを被っているのが、有名なキュベブサ。←? ミノッチとしばし閑談後、慌ただしく発車。 写真を撮ったのがPM6時位なので、急げばPM9時には帰宅出来そうです。 本当はゆっくりしたかったのですが、翌日は仕事なので帰らざるを得ません。はあ、勤労感謝。 さてここからは走り慣れた道。 渋滞回避のため奈良市内のドマイナー裏道をもの凄い勢いで走り抜け、第2阪奈の宝来インターへ。 第2阪奈〜阪神高速13号・3号〜第2神明道路〜加古川・姫路・太子バイパスの順で西へ向かいます。 この路線としては珍しく事故や渋滞もなく、スムーズに走れました。 冗談ではなく、本当に毎日事故が起こる路線ですからねえ…。 お使いになる方は気をつけて下さいね。 第2阪奈に乗ってから走ること2時間半。ようやく自宅に到着しました。あ〜よく走った。 とまあ、今回のバーベキューレポはここで終了。 本当はツーリングの予定だったのですが、前述の通り天候不良のためクルマでの参加です。 イレギュラーではありますが、せっかく写真も多く撮ったことですし、ツーレポとしてUPしてみました。 終わってみれば、ボクが自分でハンドルを握って出かけた距離としては最長になりました。 2リッターでオートマのクルマだったから良いものの、BEAT氏だと生還出来たかどうか(笑)。 もう当分遠出はしなくて良いです。 といいますか、基本的に長距離移動は助手席が好きなんだよね…。 追記:今回は移動距離こそ少ないものの、兵庫・大阪・和歌山・奈良・京都と滋賀以外の近畿をぐるりと回る結果となった。 今回の総走行距離:800q(2日間) |
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