3日目。 起床はAM7時。朝食を済ませ、再び入浴。好きなんです、朝風呂。 健全なサイトを目指しておりますので、画像はありません。ご了承下さい。 ユースのヘルパーさんに見送られながら、8時頃出発。 楽しかった夜を思うと、少し感傷的になってしまいました。きっとまた来ます! ただし、発進前にエンストしたのはキャブレターの所為です!ボクのミスではありません。 本日はミノッチと合流予定なのですが、彼の上陸はAM11時半頃なので、時間をつぶさねばなりません。 別府からほど近い明礬温泉に行ってみる事にします。 前日に目前を走行して気になっていた場所です。 ツーリングマップルによれば、『兎おとし露天』という地域が無料でお勧めのよう。 無料という言葉に弱いボクが見過ごすはずはありません。ええ、混浴がどうのとかは決して考えておりません。 この際マップルにある『ダート』の文字には気づかないフリをしました。 別府市内からは20分ほど。国道500号を北上し、明礬温泉であやしい農道を左折。 露天風呂に向かって砂利ばかりのダートを駆け上っていきます。 悪路は嫌いではありませんが、まさか砂利道を走る事になろうとは。 |
ダート走行もこなすG3 |
完全なダート路ですが、大きな石や轍はなく、走りやすい道です。(←?) パワーのある大型車では少し難儀するでしょう。G3でもホイルスピンして逆ハンが必要な事がありました。 ラジアルタイヤが涙を流して喜んでいそうです。 |
別府湾を眺望 |
途中の路肩からは別府湾と市街の素晴らしい眺望が楽しめます。 この眺めだけでも、ダートを頑張って走った甲斐があろうというものですよ。 ちょうど目線の高さをトンビが優雅に舞っていました。ピーヒョロロー |
ダート終点にようやく入り口がある |
1qほど走ると平坦な砂利道は終点に。灯籠のような石材に『鍋山温泉』の文字があります。 ここからは、傾斜が急になるうえに、ヒトの頭ほどもある石がゴロゴロしています。 いくら何でもZRXでは走れそうにありません。 杭が立っていますので、自動車もここで停めなければなりません。 オフロードバイクなら先に進めそうですが、ここからは徒歩で10分くらいですので、さほど苦労はしないでしょう。 |
ホントの露天風呂 |
画像はカメラ付き携帯の物です。 200万画素というだけあって、縮小前でも十分に綺麗でした。もう完全にデジカメとして使用できますね。 携帯カメラ恐るべし。 見ての通り、温泉には脱衣所がありません。脱いだ服を置く場所もありません。 そんでもって人っ子一人いません。 しかし眺めは最高です。 写真では見づらいのですが、正面には別府湾が広がっています。 夜景も綺麗そうですが、夜間ここに独りで来る勇気はボクにはありません。 そそくさと入浴し、再びダートを下って明礬温泉を散策する事にします。。 |
明礬温泉にて |
明礬温泉の蒸しプリン |
国道沿いの茶屋で温泉蒸しプリンを頂きました。 これは冷やしてあるものですが、蒸したての熱々も販売してします。冬場はホットも良さそうですね。 温泉玉子のように、ほんのり硫黄臭がするのかと思いましたが、食べやすい普通の蒸しプリンでした。 もちろんとても美味でしたけどね。 さて、そろそろミノッチが九州に上陸する時間が近づいてきました。 彼と合流すべく、明礬温泉から別府市内を抜けて、片側3車線で走りやすい国道10号線を飛ばします。 大分港までは20qくらい。あっという間に到着です。 途中、お猿さんで有名な高崎山を見かけたのですが、時間の都合が付かずパス。 次は訪れてみようっと。 |
きたきた |
大分港に着くとちょうどフェリーが入港するところでした。 10分後着岸。 自動車が全部出てから、最後にハヤブサとミノッチが降りてきました。 あいかわらず気色悪いくらい目立つバイクです。 ターミナルから出てきた乗客達が物珍しそうに眺めていきます。視線がイタイイタイ。 合流後、会話もそこそこに走り出しました。 再び国道10号を別府方面に、市内で県道11号に乗り換え、鶴見岳〜由布岳を駆け抜けました。 |
さりげなくアピールしてるミノッチ |
由布岳を下り、湯布院に到着。 ここで昼食を取ろうとしばらくさまよったのですが、駐車スペースが見つからなかったので、早々に発車。 やまなみハイウェイ入り口のドライブウェイで豊後汁という変わった麺を食しました。 この豊後汁、鶏ダシのツユに極太の平麺が沈んでいるもので、野菜もたっぷりでボリューム感満点。 麺というよりも、『ほうとう』や『ニョッキ』に近い食感で、太さは親指程もあります。 飲み込めないので、噛みながら食べました。 腹が満たされたので、やまなみハイウェイを再び走ります。 阿蘇まで走るつもりなので、本日は引き返さずひたすら進みます。 高速コーナーの連続ですので、気が付けばとんでもないスピードが出てしまいます。アクセルにご注意を。 実際、白いバイクが2台でツーリングしてましたから。 さすが別府一の宮線と称されるやまなみハイウェイ。ツーリング中のバイクも多いです。 すれ違いざまに挨拶してくれるライダーが多いので、テンションも上がります。 やっぱりツーリングはこうでなくっちゃ。 |
山頂には雪が見える |
牧場の駐車場で休憩を取ります。 けっこう肌寒いのにソフトクリームが食べたいと言うミノッチにつられ、ついボクも注文。 確かにミルクの味が濃くてたいへん美味だったのですが、前日の件もあるのでお腹が心配です。 そういえば、ボク達が頬張っているのを見てか、観光バスの団体さん(約30名)もこぞって注文してました。 突然のピークタイムに店のお姉さん大パニック。 申し訳ない。 |
シリを引っ込めろ |
やまなみハイウェイ終盤の城山展望所で撮影タイムです。 ここからは阿蘇の外輪山やカルデラ状になった見事な盆地を一望できます。 こうやって見下ろすと、阿蘇山が巨大なカルデラを形成しているのが良く分かりますね。 ここの景色、本当に好きです。 途中の牧戸峠の路肩にはまだ雪が残っていました。前回通った時は0℃に近い気温だったような気が。 カルデラ盆地を走り抜け、国道57号線の阿蘇駅前から山頂を目指し、阿蘇山を駆け上っていきます。 やまなみハイウェイもそうですが、景色を楽しむならあと数ヶ月して牧草が生い茂った時のほうが良さそう。 もっとも、春の山焼きが行われて、炭化した大地が広がっているのも風流なんですけどね。 山頂へは阿蘇町営道路という有料道路を通らねばなりません。 通行量はわずか100円ですので、ここは惜しまず払っておきましょう。 頂上では、十分すぎるほど元が取れる眺望が楽しめますから。 |
大地の息吹 |
阿蘇の火口です。 切り立った崖の奥底では、今まさに噴煙が上がり、常に液状の泥土がわき出していました。 2酸化硫黄ガスが発生することは日常茶飯事のようで、放送や看板で『生命に関わる』と脅迫されてます。 実際、前回訪れた時は登るやいなや避難命令が出されましたので。 呼吸器の弱い方は十分に注意しましょう。 |
ぽかーん |
つい時間が経つのを忘れて見入ってしまいますが、そろそろ15時を回りそうな時間です。 日が暮れると気温が一気に下がりますので、早めに宿に向かう事にしました。 |
何とも不思議な米塚 |
山頂から県道298号線を使って阿蘇山を下ります。 途中で有名な米塚を見つけたので記念撮影。 全高80メートル程の(それでも標高は954メートルもある)可愛らしい形状ですが、れっきとした火山だそう。 2005年3月現在は、植物保護の目的で立ち入りが禁止されてました。 登りたかったな〜。 298号の終点から国道57号へ。そのまま熊本市内へ入ります。 市街走行は渋滞していた事もあって、特筆することは無し。ただひたすら眠気との戦いでした。 若干市内で迷走しましたが、大きな遅れもなく熊本県青年会館ユースホステルに到着。 ここは研修や会議などでも利用される事が多いようで、雰囲気はビジネスホテルのよう。 従業員もホテルマンのように丁寧な対応です。 他のユースのようにアットホームな雰囲気ではありませんが、値段は3千円程なので使わない手はありません。 |
米on米の夕食 |
ユース周辺には食事所が見当たりません。 仕方なく2日連続でスーパーの総菜を夕食にしました。 本日は唐揚げやニラレバなど中華が中心です。 よく見るとメインディッシュは、中華丼+チャーハン(ミノッチ)、麻婆丼+チャーハン(トヨ)という組み合わせ。 食い合わせが悪そうです。それ以前に、炭水化物てんこ盛りです。 ミノッチの提案で18時のタイムサービスを待ったおかげで、かなり安価で購入できました。 2人とも食べ過ぎて気持ちが悪くなったので、横になったところ、そのまま朝を迎えてしまいました。 本日の走行距離 227q |
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